...「庵室」を掃除するのが嫌だ...
...客間の次に庵室に案内された...
...彼は庵室で禅を修行している...
...庵室には蟻が大量発生している...
...日本史の教科書には庵室が登場する...
...境内わきの、左手の庵室、障子を閉して、……たゞ、假に差置いたやうな庵ながら構は縁が高い、端近に三寶を二つ置いて、一つには横綴の帳一册、一つには奉納の米袋、ぱら/\と少しこぼれて、おひねりといふのが捧げてある、眞中に硯箱が出て、朱書が添へてある...
泉鏡花 「遺稿」
...四畳半ほどの庵室が二つあり...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...庵室のほうの御用が済みましたら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...五 アーメン・アーメン長老が庵室を出ていたのはおよそ二十五分くらいだった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まっすぐに庵室へたどりついた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...アリョーシャはたまたま、庵室をほんのちょっとのあいだ離れたとき、庵室の中と、庵室のあたりに集まっていた僧侶たちが一様に興奮して、近づきつつあるものを待ち受けている様(さま)にいまさらながら驚いた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もう庵室だ! そうだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...夫人が夜庵室に来た事...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...セルギウスは庵室の小使を呼んで...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...青嵐居士は道庵を庵室に招じ入れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この庵室に一(ひと)月ばかり滞在した...
中島敦 「悟浄出世」
...とある山角に隠れた庵室の戸を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...道人の起居する庵室に入ることになったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きのう庵室の裏の井戸端で洗濯をしているのを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...竹の柱に茅(かや)の屋根といふ小唄の文句の通りの見る影もない庵室の奧に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「庵室に居りましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「宗玄の庵室」は得意の一つ...
山本笑月 「明治世相百話」
...庵室の裏のほうへ眼をやって笑った...
吉川英治 「親鸞」
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