...ウチの庭樹はたくましく育っている...
...この庭樹は日当たりが悪いと育ちが悪いよ...
...庭樹を植える場所を間違えると、後から移植しなくてはならなくなることもある...
...庭樹が大きくなりすぎて、上の方の葉っぱが枯れてしまった...
...今日は庭樹の剪定をしました...
...その又砂利の上には庭樹の落葉が紛々(ふんぷん)として乱れてゐる...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...雪に枝(えだ)を折れじと杉丸太をそへてしばりからげおきたる庭樹(にはき)なども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一体庭樹といふものの多くが...
薄田泣菫 「独楽園」
...大家(おおや)の庭樹(にわき)のかげには一本の若竹が伸びて...
田山花袋 「田舎教師」
...庭樹の下などを漫歩(そぞろあるき)する...
田山録弥 「孤独と法身」
...この圧迫するような感じを救うためには猿股(さるまた)一つになって井戸水を汲み上げて庭樹などにいっぱいに打水をするといい...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...秋風庭樹を騒がすこと頻なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...屡庭に出でゝ庭樹の雪を払ふ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...庭樹の枯れて伐り去られたものは有るらしいが...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...座敷も常よりは明くなりたるやうにて庭樹(にわき)の影小鳥の飛ぶ影の穏かなる夕日に映りたるもまた常よりは鮮(あざやか)なる心地す...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...庭樹は手入れが行きとゞき...
林芙美子 「浮雲」
...大工たちは焼残つた庭樹を焚いて...
原民喜 「氷花」
...四月二十七日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(木村荘八筆「庭樹」の絵はがき)〕四月二十七日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やはり静かな庭樹のかげが...
室生犀星 「童子」
...蒼茫(そうぼう)とした月明(つきあかり)を思わせるようにあかるい夜ぞらと庭樹の間にはそれらしい陰影すらなかった...
室生犀星 「後の日の童子」
...むしろ苔蒸す庭樹の風なきときの姿の悲しさ...
室生犀星 「忘春詩集」
...庭樹の枝を叩き折ってまわり...
山本周五郎 「菊千代抄」
...新しく庭樹を植え込んだり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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