...忽(たちま)ちするすると庭前(ていぜん)に聳(そび)えている...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...そこの庭前のではないかも知れぬが...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...今まで静かだつた庭前が...
薄田泣菫 「独楽園」
...これに板を渡して溝を越えて庭前に運び出す...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...藁屑の散らばっている庭前(にわさき)に一羽の雀がいて...
田中貢太郎 「雀の宮物語」
...為作は庭前(にわさき)の日陰に莚を敷いて其処で仕事をしていた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...夕飯の準備(したく)をしていると源吉がひょいと庭前へ来て立った...
田中貢太郎 「放生津物語」
...庭前には籠が据えてあって...
田中貢太郎 「魔王物語」
...庭前の楓葉錦の如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...「また庭前の草を除くよりも天下を掃除せん」と言いしも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...」といつたある歐洲文學者の言葉に感歎したり(之れは先日讀んだ谷崎精二君の小説の中で學んだ言葉)蟲の音が繁くなつて庭前(にはさき)に女郎花(をみなへし)が盛んに咲いたのを見聞きしながら何時の間に高原が秋になりかけたのかと...
正宗白鳥 「輕井澤より」
......
三好達治 「間花集」
...結局する所は庭前の池の金魚に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...鍬を揮(ふる)うて庭前の雪を掘り...
柳田国男 「雪国の春」
...思いついては庭前の松の枝を揃(そろ)えたりする他に...
山本周五郎 「初蕾」
...二名の血まみれな武士が庭前にぬかずいていた...
吉川英治 「私本太平記」
...庭前の大石にあたって色鍋島(いろなべしま)の大花瓶(おおかびん)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その筆の先で庭前の筵(むしろ)を指して...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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