...シバの女王は一行を庭上に迎へた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...一〇 庭上におりる階段...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...これは貴殿御家庭上の重大な事件であり...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...なるほど今は若葉時かと言ってはじめて気がついたように庭上を見渡した...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...庭上虫猶啼く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...庭上の光景甚荒涼...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ただ不思議と思われるのは、高い樹上で怒号している親鷲なるものが、なぜもっと近く、庭上、少なくとも地上まで降りて来ないかということでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...又それは政治上の問題にも家庭上の問題にも使用が出來る...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...家庭上のことや堀口のことに就いては...
牧野信一 「南風譜」
...滝本守夫が父親を失つた後の家庭上の紛争に取り囲まれながら異母妹のローラのアメリカからの訪れを待つてゐるうちに...
牧野信一 「南風譜・梗概」
...江為の詩に「何時洞庭上...
柳宗悦 「蓑のこと」
...係りの武士の声がまた庭上から...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...庭上いっぱいに平伏して別離を惜しんでいる将士へ向いしずかに頭(かしら)を下げた...
吉川英治 「黒田如水」
...馬を庭上へひかせた...
吉川英治 「三国志」
...高楼の灯やら庭上の篝火(かがり)やら...
吉川英治 「私本太平記」
...庭上へ降りてきた金沢ノ大夫以下...
吉川英治 「私本太平記」
...庭上の二使から正式に新田の羽書(うしょ)(軍の急便)の捧呈をうけた...
吉川英治 「私本太平記」
...庭上における下総と常陸側の談判を...
吉川英治 「平の将門」
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