...隅の金庫を開いて中から取出した貴金属細工のついた帯留(おびどめ)や指環の箱...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...こんどはふたりには目もくれず金庫の前にとんでいった...
海野十三 「金属人間」
...一九四四年にはゴムの在庫が全部無くなるということは一年前から分っていたんだ...
海野十三 「諜報中継局」
...家族の者でも金庫のそばへは行けぬようにしました...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...大宝庫を発見するためですからね...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...すぐにバグダッドの兵器庫へ廻つてくれよ...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...和尚さんは隙(すき)をみて庫裡のほうへ逃(に)げて行ってしまった...
田山花袋 「田舎教師」
...若い采女は手文庫の中から二十五両包を二つ出してポンと投(ほう)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...清養寺の庫裏(くり)に置いた千兩箱が三つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...狷之介殿」兵庫の一つの眼はギラリと光ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庫裡(くり)から本堂へ入って行くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...車庫にあります」「何んな塗色(いろ)ですか」「黒です」黒――黒では眼指す車ではない...
牧逸馬 「双面獣」
...国営出版によって寺院の秘庫に流布された...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...向(む)こうにはまっ黒な倉庫(そうこ)の屋根(やね)が笑(わら)いながら立っておりました...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...ボート納庫のある海岸へ出たり...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...横浜市外の渋戸(しぶと)材木倉庫から米松(べいまつ)を運搬すべく...
夢野久作 「衝突心理」
...今あの寺には」「党衆らしいのが庫裡(くり)にいた...
吉川英治 「親鸞」
...まだ相見たことはないが、お通が選んだ男性というだけでも、兵庫は、武蔵の人物を、想像できる気がした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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