...雛の箱でささせたといふ本箱の中に『白縫物語』だの『大和文庫(やまとぶんこ)』『時代かゞみ』大部なものは其位ですが...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...帰営するまでに時間があると私は車庫裏の投炭練習場へ伴い...
上田広 「指導物語」
...弾薬庫は開かれ、砲塔の内部には、水兵の背丈ほどある巨弾が、あとからあとへと、ギッシリ鼻面(はなづら)を並べた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...ここにありまする金庫を明けたいと存ずるものであります」「明くものかッ」「明くものなら先刻明いた筈だ」「まだその上に恥を掻きたいかッ」などと相変らぬ野次が飛んだ...
海野十三 「深夜の市長」
...どの程度のものなのでしょう」大出が庫裡からお茶を運んできて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...或る種の倉庫にあずけていたものを必要に応じて引き出して着ているのである...
太宰治 「服装に就いて」
...此処(ここ)の倉庫は...
徳永直 「戦争雑記」
...又四庫全書總目提要によつて...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...庫裡(くり)の八疊の床の間には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不都合と言はうか――」大村兵庫はこみ上げて來る激怒に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お鶴に金庫を開ける智恵があるわけはない...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...寄港地を欠く大洋航海では炭庫に場所を塞がれて貨物庫の余裕が思うほど取れない...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...ほら知ってんだろう? 東清倉庫に避難したんだよ...
本庄陸男 「白い壁」
...長屋兵庫(ながやひょうご)...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「向うの庫裡で仁兵衛が賭場(とば)をやってる...
山本周五郎 「ひとでなし」
...官庫は彼女の打出(うちで)の小槌(こづち)であり...
吉川英治 「江戸三国志」
...どこか暢気(のんき)な兵庫には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...次の間の書庫へ書を取りにはいられた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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