...最後に日本の衣服を着て日本の疊の上に安座するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...あに書窓に閑座するのときならんや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...胸に十字をえがきてのち座するを礼とす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...それも銀子が一座する芸者のなかに...
徳田秋声 「縮図」
...山頂に鎮座するこの山の守護神...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが左右から出て来て着座するのを見ると...
夏目漱石 「行人」
...初めにワキ・ワキヅレが次第(しだい)の囃子で登場して一定の場所に着座するまでは序の部分であるから...
野上豊一郎 「演出」
...一座するものからも疎(うと)んぜられるようになってしまった...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...客を置ざりに中座するといふ法があるか...
樋口一葉 「にごりえ」
...同座することもないではあるまいと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...君前で頭巾(ずきん)をかむったまま安座することを免(ゆる)されていた...
森鴎外 「阿部一族」
...加々爪(かゞづめ)民部の人々が利勝の左右に著座する...
森鴎外 「栗山大膳」
...書役を隨へて著座する...
森鴎外 「最後の一句」
...通された一同其処へ着座する...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...閔貢の拝座するすがたを見ると...
吉川英治 「三国志」
...聟どのが着座すると程なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...悠々と出座するなどという例(ため)しはめったにない...
吉川英治 「新書太閤記」
...かのペンギンがうろつく闇の深淵に鎮座するキュクロプス式都市の中で勝利し生き延びたものが何かを理解したのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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