...機関車が事故を起す度毎(たびごと)に...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...機関車が走る度毎に風車(かざぐるま)の様にクルリクルリと廻ってるじゃあ有りませんか...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...自分はその度毎に飛び上らんばかりにぎょっとして...
太宰治 「人間失格」
...歩く度毎にエナメルの草履の脱げるのを気にしていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぬく針の度毎に深い吐息をついて...
谷崎潤一郎 「刺青」
...その度毎に陸上では目を欹(そばだ)て...
谷崎潤一郎 「幇間」
...しかしその度毎に...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...吉岡君が僕の芸術心を鼓舞してくれる度毎に...
豊島与志雄 「好意」
...その度毎に手紙を書いて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その度毎にお勢は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...真紅の血が流れて道子がうごめく度毎にどろどろとたれて来るのです...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...その度毎にいままでのやうに物語のみに夢中になつてゐるやうな心境を棄ててひたすら信仰に生きようとも決意するが...
堀辰雄 「姨捨記」
...この可憐(かれん)な椅子がそれを見る度毎に彼等老夫婦の心を慰めていたであろうことは容易に想像される...
堀辰雄 「恢復期」
...動きのいちじるしい雲の塊りが不連續的に通り過ぎる度毎に...
堀辰雄 「初秋の淺間」
...その度毎に厭世風でないかのやうな哄笑をあげて...
牧野信一 「奇友往来」
...キエは、いつも現在の自分の境涯を思ふと、別段に陶然とするほどの幸福感もなかつたけれど、これは自分が、男に、何の期待も持たず、何うならうと、それはそれ――と、はじめからあきらめてゐたので、案外、平凡に、幸福な結果がひらけたのであらう――と思ひ、その度毎に、苦笑に似たものを感じた...
牧野信一 「滝のある村」
...その度毎に全身で堪へてゐる尿意が蜂の巣のやうに動揺した...
牧野信一 「夜見の巻」
...会話の度毎に物品を指さしたり...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
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