...桑海(そうかい)の変(へん)は度々(たびたび)あった...
芥川龍之介 「邪宗門」
...日本でも度々耳にする通り...
芥川龍之介 「上海游記」
...僕は中学へはいった後も或親戚を尋ねるために度々「富士見の渡し」を渡って行った...
芥川龍之介 「本所両国」
...世人の思う如く苦度々々しきものではない...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...当時は今のように展覧会等も度々あるというわけには参りませんので...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...僕はこれまで度々小説のモデルになったりダシに使われたりしているが...
辻潤 「ふもれすく」
...同時に白が度々隣家の鶏卵を盗み食うた罪状も明らかになった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そしてこれまでも度々こんな祈祷をして...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...度々ひどい目に会っているようである...
中谷宇吉郎 「雑記」
...彼(かの)山にして度々相待つといへども...
服部之総 「加波山」
...今も私は折ふし小川町の勸工場見物(み)に行まする度々...
樋口一葉 「十三夜」
...「成程、まあ一度は宜(よろ)しい、宜しいが、どうかその事情といふ奴を、あまり度々、顏を出させぬように願ひます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...オリヴァ孃は、度々、私の小さな家を訪ねてくれた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は『呆れて物が言えない』という諺は度々聞いた事がありますが...
夢野久作 「霊感!」
...主君の信長などのすることは度々見ているので...
吉川英治 「新書太閤記」
...紹由老人の――これは度々発表している持論らしい酒談義がはじまったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その上自分はインド総督と度々通信したいのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
...度々議論を吹きかけ...
和辻哲郎 「鎖国」
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