...度々彼等夫婦とは往来(ゆきき)し合っていたのです...
芥川龍之介 「開化の良人」
...分らぬことが度々あった...
石川欣一 「比島投降記」
...又斯う云ふ事を度々聞きます...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...電信柱や人力車と衝突することは度々だつた...
竹久夢二 「砂がき」
...ほんまに宜(よろ)しございますか? わたし先生にはもう毎度々々おやさしいにしていただきますもんですから...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そしてずつと以前に『目的』を――厭ふべき人生の唯だ一つの真実の目的を達してゐる人達の眠りをこんなに度々妨げることはなからうに!」...
ボードレール 富永太郎訳 「射的場と墓地」
...両親もしまいには度々喜代子に承諾を勧めた...
豊島与志雄 「叔父」
...度々来て芸をした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...もっと度々聞えていたはずである...
永井荷風 「鐘の声」
...赤犬は恐ろしく行儀の良い犬で三度々々の食物だつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分さん方度々御苦勞樣で」番頭の庄兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...哲学者たちは度々...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...僕は度々犀星論を書かれたことがあるが...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...俺は度々激怒した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...微妙な趣をよく感じることが出来て仕合わせだと思ったことはこれ迄度々あり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また鹿沼(かぬま)や日光に行くごとに度々私の心を惹(ひ)いた建物を見た...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...材木を業として此山に入ること度々なり...
柳田国男 「山の人生」
...」馭者は度々此樣な事に逢ふのか...
吉江喬松 「山岳美觀」
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