...「度々(たび/\)で濟(す)みません...
泉鏡太郎 「十六夜」
...□雑誌をもつと小さくしろと云ふ忠告を度々受けますけれど私としては成べく現在のまゝに続けてゆきたいと思ひますので出来る丈け働いて...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一六年二月号)」
...度々目をさました...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「椿岳さんが来ると座が白ける」と度々人にいわれたもんだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...正太夫という人が度々遊びに来る...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...出版の都度々々書肆(しょし)から届けさしたという事で...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...怪しき若衆を度々見る事も...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...家のものなども大笑いをしたことが度々(たびたび)ありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...雲を見てどうするのか? と母は幼い私に向って度々云ったものだった……...
豊島与志雄 「悪夢」
...度々彼の心に蘇ってきた...
豊島与志雄 「囚われ」
...度々通うようになりました...
豊島与志雄 「肉体」
...度々山頂まで登った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...――遺書のことは度々(しば/\)聽いたことだらうな」「へエ――」「上樣御佩刀(おはかせ)の彦四郎貞宗を盜まれたといふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕は度々犀星論を書かれたことがあるが...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...子供(こども)に物(もの)を問(と)はれて困(こま)ることは度々(たび/\)である...
森鴎外 「寒山拾得縁起」
...「度々舟に乗りましたか...
森鴎外 「花子」
...前から俺は辰子を愛してゐると云ふ言葉を度々書いて來たが...
横光利一 「悲しみの代價」
...度々の徒労(とろう)...
吉川英治 「新書太閤記」
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