...僕は中学へはいった後も或親戚を尋ねるために度々「富士見の渡し」を渡って行った...
芥川龍之介 「本所両国」
...さして買書家でもないのに長期にわたって出版の都度々々購読するを忘れなかったというは...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...あなたはこれまで度々私に...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...洋裁学院の建物の前も度々通っているのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...Kは度々益子にして聞かせてはゐるのだけれど...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...度々彼女に試みさした...
豊島与志雄 「或る素描」
...然しそう度々行ったのではない...
豊島与志雄 「運命のままに」
...あんまり度々なので...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...そして売地(うりち)や貸家(かしや)の札(ふだ)を見て過(すぎ)る度々(たび/\)...
永井荷風 「すみだ川」
...後鳥羽院にも度々勅請あって...
中里介山 「法然行伝」
...土井利位が度々異数の抜擢を受けて...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...原子爆弾研究の進展について度々新聞に報道せられて居るロシヤにしても...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...落選の憂き目を見ること度々で...
林芙美子 「泣虫小僧」
...」「それが基督の人格美と云ふんだらう、度々聞く言葉だ...
眞山青果 「茗荷畠」
...出来る丈度々声も聞き姿も見て居たかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...アンマリ度々人間レコードに使われるもんだからコンナに瘠せ衰えているんだ」「人間レコード……」少年ボーイはさながら生きた幽霊でも見るかのように...
夢野久作 「人間レコード」
...鳥甲斐外記(とりかいげき)だの、岩佐壱岐(いき)だのという重臣たちも、度々、浪宅へ遊びにみえた...
吉川英治 「茶漬三略」
...度々参籠(さんろう)してござるようじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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