例文・使い方一覧でみる「府君」の意味


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...友仁はすぐこれは城隍祠の府君であると思った...   友仁はすぐこれは城隍祠の府君であると思ったの読み方
田中貢太郎 「富貴発跡司志」

...それは府君に扈従(こじゅう)して天に往っていて帰ったところであった...   それは府君に扈従して天に往っていて帰ったところであったの読み方
田中貢太郎 「富貴発跡司志」

...「―県の―は、米を二千石持っておったが、この頃の旱魃(かんばつ)と虫害で、米価があがり、隣境から糴(いりよね)がこなくなって、餓死人が出来たので、倉を開いて賑わしたが、元価を取りて利益を取らず、また粥を焚いて貧民を済(すく)ったので、それがために命をつないでいる者が多いといって、さっき県神(けんじん)から本司に上申してきたから、府君に呈したが、もう天庭に奏文して、寿(いのち)を三紀(みまわり)延べて、禄を万鐘賜うた」「―村の―氏は、姑(しゅうとめ)に孝行で、その夫が外へ往っていて、姑が重い病気に罹(かか)り、医巫(いふ)も効がないので、斎戒沐浴(さいかいもくよく)して天に祈り、願わくば身をもって代りたいといって、股(もも)を割いて進めたから、病気が癒った、で、さっき天符がさがって、―氏の孝行が天地に通じて、誠を鬼神に格(いた)したから、貴人になる児(こども)を二人生まして、皆君の禄を食(は)んで、家の名をあげ、終(つい)に大夫の命婦としてこれに報いるということになったので、府君が本司にくだして、今已(すで)に之を福籍(ふくせき)に著(あら)わした」「―姓―官は、爵位が崇(たっと)く、俸禄が厚いに係わらず、国に報ぜんことを思わないで、惟(た)だ貪饕(たんこう)を務めて、鈔金(しょうきん)三百錠を受け、法を枉(ま)げて裁判をし、銀五百両を取って、理を非に枉げて良民を害したから、府君が上界に奏して、罪を加えようとしておるが、彼は先世に陰徳があって、姑(しばら)く不義の富貴を享けておることになっておるから、数年の時間を貸して、滅族の禍に罹らしめることにして、今、もう命を奉って、悪簿(あくぼ)に記したところだ」「―郷―は、田が数十頃(けい)あるが、貪縦(たんじゅう)で厭(あ)くことがなく、しきりに隣接地を自分の物にしているが、その手段が甚だよくない、ひとりぽっちで援(たす)けのない者を欺いて、賤(やす)く買い、中にはその定価を払わないで、相手を忿(おこ)らして死なしておる者もあるので、冥府から本司に知らしてきて、捉えて獄に入れたが、もう已に牛となって、隣の家に生れて、その負うところを弁償さしておる」判官達の詞(ことば)が終った...   「―県の―は、米を二千石持っておったが、この頃の旱魃と虫害で、米価があがり、隣境から糴がこなくなって、餓死人が出来たので、倉を開いて賑わしたが、元価を取りて利益を取らず、また粥を焚いて貧民を済ったので、それがために命をつないでいる者が多いといって、さっき県神から本司に上申してきたから、府君に呈したが、もう天庭に奏文して、寿を三紀延べて、禄を万鐘賜うた」「―村の―氏は、姑に孝行で、その夫が外へ往っていて、姑が重い病気に罹り、医巫も効がないので、斎戒沐浴して天に祈り、願わくば身をもって代りたいといって、股を割いて進めたから、病気が癒った、で、さっき天符がさがって、―氏の孝行が天地に通じて、誠を鬼神に格したから、貴人になる児を二人生まして、皆君の禄を食んで、家の名をあげ、終に大夫の命婦としてこれに報いるということになったので、府君が本司にくだして、今已に之を福籍に著わした」「―姓―官は、爵位が崇く、俸禄が厚いに係わらず、国に報ぜんことを思わないで、惟だ貪饕を務めて、鈔金三百錠を受け、法を枉げて裁判をし、銀五百両を取って、理を非に枉げて良民を害したから、府君が上界に奏して、罪を加えようとしておるが、彼は先世に陰徳があって、姑く不義の富貴を享けておることになっておるから、数年の時間を貸して、滅族の禍に罹らしめることにして、今、もう命を奉って、悪簿に記したところだ」「―郷―は、田が数十頃あるが、貪縦で厭くことがなく、しきりに隣接地を自分の物にしているが、その手段が甚だよくない、ひとりぽっちで援けのない者を欺いて、賤く買い、中にはその定価を払わないで、相手を忿らして死なしておる者もあるので、冥府から本司に知らしてきて、捉えて獄に入れたが、もう已に牛となって、隣の家に生れて、その負うところを弁償さしておる」判官達の詞が終ったの読み方
田中貢太郎 「富貴発跡司志」

...「それはどうしたことだ」「吾(わし)が今度、府君に従うて、天帝の許へ朝した時、聖者達が数年の後に戦乱が起って、巨河(きょか)の南、長江の北で、人民が三十余万殺戮せられるということを話しあっていたが、この時になっては、自ら善を積み、仁を累(かさ)ね、忠孝純至の者でないかぎり、とても免れることはできない、まして普通一般の人民では天の佑(たすけ)が寡(すくな)いから、この塗炭(とたん)に当ることがどうしてできよう、しかし、これは運数が已に定まっているから、これを逃れることはできないが、諸君はどう思う」判官達は顔を蹙(しか)めて、顔を見合わしたが、「それは吾々の知ったことじゃない」「それは判らない」「吾々はそんなことは知らない」などと口々に言って外へ出たが、どこかへ往ってしまった...   「それはどうしたことだ」「吾が今度、府君に従うて、天帝の許へ朝した時、聖者達が数年の後に戦乱が起って、巨河の南、長江の北で、人民が三十余万殺戮せられるということを話しあっていたが、この時になっては、自ら善を積み、仁を累ね、忠孝純至の者でないかぎり、とても免れることはできない、まして普通一般の人民では天の佑が寡いから、この塗炭に当ることがどうしてできよう、しかし、これは運数が已に定まっているから、これを逃れることはできないが、諸君はどう思う」判官達は顔を蹙めて、顔を見合わしたが、「それは吾々の知ったことじゃない」「それは判らない」「吾々はそんなことは知らない」などと口々に言って外へ出たが、どこかへ往ってしまったの読み方
田中貢太郎 「富貴発跡司志」

...たまたま思出るは家府君(かふくん)禾原(かげん)先生の初て老眼鏡を掛けられし頃の事なり...   たまたま思出るは家府君禾原先生の初て老眼鏡を掛けられし頃の事なりの読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

...府君松下の榻(とう)に倚り頻に眼鏡を拭いつつ詩韻含英(しいんがんえい)を開閉せらる...   府君松下の榻に倚り頻に眼鏡を拭いつつ詩韻含英を開閉せらるの読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

...余府君の眼鏡を用いられたるを見し事なかりしかば傍より其の故を問う...   余府君の眼鏡を用いられたるを見し事なかりしかば傍より其の故を問うの読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

...法苑珠林九二に、晉の武都の太守李仲文、在都中十八歳の娘死せるを假葬した、後ち仲文官をやめ、張世之が代つた、其子字は子長、年二十、侍徒在二厩中一夢一女(仲文の死女)年可二十七八一、顏色不レ常、自言前府君女、不幸早亡、會今當二更生一、心相愛樂、故來相就、如レ此五六夕、忽然晝見、衣服薫香殊絶、遂爲二夫妻一寢息、衣皆有レ汗如二處女一とある...   法苑珠林九二に、晉の武都の太守李仲文、在都中十八歳の娘死せるを假葬した、後ち仲文官をやめ、張世之が代つた、其子字は子長、年二十、侍徒在二厩中一夢一女年可二十七八一、顏色不レ常、自言前府君女、不幸早亡、會今當二更生一、心相愛樂、故來相就、如レ此五六夕、忽然晝見、衣服薫香殊絶、遂爲二夫妻一寢息、衣皆有レ汗如二處女一とあるの読み方
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」

...故考広福院殿道詮徳明劉府君之墓...   故考広福院殿道詮徳明劉府君之墓の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...時府君在蓐」と記してある...   時府君在蓐」と記してあるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...当日府君二十三回祭...   当日府君二十三回祭の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...私はたゞ泰山府君の訛りであらうと速断して居た...   私はたゞ泰山府君の訛りであらうと速断して居たの読み方
柳田國男 「信濃桜の話」

...いはゆる泰山府君は虎の尾の一種なりとあつて...   いはゆる泰山府君は虎の尾の一種なりとあつての読み方
柳田國男 「信濃桜の話」

...泰山府君はもと対馬より出た...   泰山府君はもと対馬より出たの読み方
柳田國男 「信濃桜の話」

...泰山府君の祭を営んだといふ故事に拠つて...   泰山府君の祭を営んだといふ故事に拠つての読み方
柳田國男 「信濃桜の話」

...現に今でも泰山府君といふ桜には...   現に今でも泰山府君といふ桜にはの読み方
柳田國男 「信濃桜の話」

...謹ンデ祭(サイ)ヲ大都督公瑾周府君(コウキンシュウフクン)ノ霊前ニ致シテ曰(イ)ウ...   謹ンデ祭ヲ大都督公瑾周府君ノ霊前ニ致シテ曰ウの読み方
吉川英治 「三国志」

「府君」の読みかた

「府君」の書き方・書き順

いろんなフォントで「府君」


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