...きょうもまず命は無事だったという底深い喜びがひとりでにわき出して来て...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...それとも地底深いせいか...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...底深い好奇的な魅力に誘われた私は...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...小さな底深い可愛いい眼が...
豊島与志雄 「最近の菊池寛氏」
...いつ覚めるとも分らない底深い眠りだった...
豊島与志雄 「裸木」
...或る隠秘な仄かな底深い気持に陥っていく...
豊島与志雄 「父母に対する私情」
...彼は底深い夢想に沈んでいった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...私はいつとはなしに伯母さんの感化をうけさういふものに施しをしたあとで淡いながら底深い子供の慈悲心の満足をおぼえるやうになつた...
中勘助 「銀の匙」
...誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い...
中原中也 「詩集 浚渫船」
...私と向ひ合つた怜悧な眼付はどんよりとして底深いところから静かに実に不審な病夢を見てゐるのである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...殿下の御命令に服従せんがためであります」これもまた何か底深い陰謀なのに違いあるまい...
久生十蘭 「魔都」
...底深い人間心理がそこにきびしく漂つてゐるやうで...
正宗白鳥 「心の故郷」
...そこまで自分を鍛えられるほどの底深い情熱をもち得る対象にめぐり合えるか合えないかということもまことにこれこそ千に一つの兼ね合いですものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新らしい蜘蛛の糸のような底深い筆のネバリと...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...たゞ底深い感じを與へた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...もっと底深い個人差を意外なほど持っているものなのかどうなのか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...底深い群青色(ぐんじやういろ)の...
若山牧水 「樹木とその葉」
...やがて凄じい渦となって底深い岩の亀裂の間を轟き流れてゆく...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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