...彼女の底力は素晴らしい...
...この試練を乗り越えるためには、底力が必要だ...
...仕事の中で、自分自身の底力を見せることが大事だ...
...彼は危機にあるときに、底力を発揮してチャンスをつかんだ...
...スポーツ選手が持つ底力を知るために、特別なトレーニングが必要だ...
...無意識の奧に底力を持たぬ者が自己の懶惰を正當とする申譯ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...よく通(とほ)る底力(そこぢから)のある...
泉鏡太郎 「十六夜」
...しっかり圧(おさ)えていろ」蠅男は底力のある低い声で呶鳴(どな)った...
海野十三 「蠅男」
...活躍しているのですか?」宮岡警部は底力の籠った声で...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...そういう底力があったならば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ヴェテランの底力を軽視してはなるまい...
十返肇 「日本推理小説の曲り角」
...底力のない鋭利な光が浮動している...
豊島与志雄 「慾」
...幽(か)そけくも底力ある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ついこの間までは癇癪に触ると到底力では敵はないことは解つてゐても我無しやらに組みついて行つたが...
牧野信一 「毒気」
...懸声に何とも云へぬ底力の富んだ気合が充ちてゐる...
牧野信一 「武者窓日記」
...もっともっと本物の底力ある磨きをかけてくれた...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...言わば標準語の底力であって...
柳田国男 「海上の道」
...花壇の花迄が仏蘭西(フランス)の様に繊巧(きやしや)で無く「意志の華(はな)」とでも言ひたい様に底力のある鮮かな色をして居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その底力のある声に...
吉川英治 「剣難女難」
...先ごろ尊氏へなされた過分な陞進(しょうしん)や恩遇(おんぐう)もですか」「尊氏のもつ底力は...
吉川英治 「私本太平記」
...山麓(さんろく)できたえた声に底力をこめて云いだした...
吉川英治 「親鸞」
...その武士団のなかでは主従関係の筋金を持ったものが最も底力のあるものとして光ってくる...
和辻哲郎 「鎖国」
...また執拗な利己主義を窒息させなければやまない正義の重圧の気味悪い底力も...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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