...彼女の底力は素晴らしい...
...この試練を乗り越えるためには、底力が必要だ...
...仕事の中で、自分自身の底力を見せることが大事だ...
...彼は危機にあるときに、底力を発揮してチャンスをつかんだ...
...スポーツ選手が持つ底力を知るために、特別なトレーニングが必要だ...
...妙に底力のある日本語であった...
芥川龍之介 「影」
...どこかまだ老年に抵抗する底力が残つてゐる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...さうして私は意識の測定を超越する私の無意識の底力を思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...単調な底力のある震動を船室に与えて...
有島武郎 「或る女」
...底力(そこぢから)が抜けていて...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...底力の無い声で咏嘆したり冷罵したり苦笑したりする...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...聞き馴れた彼の太い底力のある声とは...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...暗い鈍い底力のある音が湧き上って...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...白い襟卷をした彼は「馬車屋さん少し待つておくんなさい」ゆつたりと底力のある聲で馬車を留めさせた...
長塚節 「商機」
...幽(か)そけくも底力ある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...到底力を目的の業務に専(もっぱ)らにすること能わず...
野中到 「寒中滞岳記」
...谷口を睨め底力のある声で叱り付けた...
羽志主水 「監獄部屋」
...降しては上げる満身の力と共に思はずほとばしる彼等の懸声には恰もナンシー・リーのコーラスのやうな底力が籠り...
牧野信一 「雪景色」
...もっともっと本物の底力ある磨きをかけてくれた...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...時流に耐える底力なく自棄(やけ)の生活を送っているうちにすッてんころりんと落伍してしまい...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...そうして低いけれども底力のある...
夢野久作 「暗黒公使」
...「鎌倉の底力も知れたもの」と...
吉川英治 「私本太平記」
...その武士団のなかでは主従関係の筋金を持ったものが最も底力のあるものとして光ってくる...
和辻哲郎 「鎖国」
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