例文・使い方一覧でみる「床脇」の意味


スポンサーリンク

...荷物を床脇に置いて南の障子を広々と開けてくれる...   荷物を床脇に置いて南の障子を広々と開けてくれるの読み方
高浜虚子 「斑鳩物語」

...床脇(とこわき)の違い棚(だな)の方へ眼を移した...   床脇の違い棚の方へ眼を移したの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...春琴は常に我が居間の床脇(とこわき)の窓の所にこの箱を据(す)えて聴(き)き入り天鼓の美しい声が囀(さえず)る時は機嫌(きげん)がよかった故に奉公人共は精々水をかけてやり啼かせるようにした大抵快晴の日の方がよく啼くので天気の悪い日は従って春琴も気むずかしくなった天鼓の啼くのは冬の末より春にかけてが最も頻繁(ひんぱん)で夏に至ると追い追い回数が少くなり春琴も次第に鬱々(うつうつ)とする日が多かった...   春琴は常に我が居間の床脇の窓の所にこの箱を据えて聴き入り天鼓の美しい声が囀る時は機嫌がよかった故に奉公人共は精々水をかけてやり啼かせるようにした大抵快晴の日の方がよく啼くので天気の悪い日は従って春琴も気むずかしくなった天鼓の啼くのは冬の末より春にかけてが最も頻繁で夏に至ると追い追い回数が少くなり春琴も次第に鬱々とする日が多かったの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...要は床脇の方の暗い隅にほのじろく浮かんでいるお久の顔を見たように覚えた...   要は床脇の方の暗い隅にほのじろく浮かんでいるお久の顔を見たように覚えたの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...床脇には、五葉の松の鉢が飾つてあり、ずらりと、趣味の惡い元祿の座蒲團が竝んで、もう、席はそろそろ亂れかけてゐる...   床脇には、五葉の松の鉢が飾つてあり、ずらりと、趣味の惡い元祿の座蒲團が竝んで、もう、席はそろそろ亂れかけてゐるの読み方
林芙美子 「雪の町」

...床脇の長押(なげし)に...   床脇の長押にの読み方
久生十蘭 「雲の小径」

...床脇(とこわき)から鉄砲をとって戸外へ走りだしたが...   床脇から鉄砲をとって戸外へ走りだしたがの読み方
久生十蘭 「ひどい煙」

...あそこの床脇(とこわき)の棚は...   あそこの床脇の棚はの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...床脇(とこわき)の棚を壊して...   床脇の棚を壊しての読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...床脇(とこわき)の違棚(ちがいだな)をとっぱらったのも...   床脇の違棚をとっぱらったのもの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...そのとき床脇の三尺のひらきが...   そのとき床脇の三尺のひらきがの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...双六盤を床脇へ片寄せて...   双六盤を床脇へ片寄せての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...床脇の小太刀を取ってスラリと抜いた...   床脇の小太刀を取ってスラリと抜いたの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...そっと床脇(とこわき)においた...   そっと床脇においたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...あの床脇(とこわき)の戸棚から遁(のが)れるようにしてある隠し道だ...   あの床脇の戸棚から遁れるようにしてある隠し道だの読み方
吉川英治 「八寒道中」

...後ろの床脇(とこわき)の小壁を...   後ろの床脇の小壁をの読み方
吉川英治 「松のや露八」

...見てやってください』窪田清音は、立って、床脇から、彼の鍛(う)った一振(ひとふり)を取ってそれへ差出した...   見てやってください』窪田清音は、立って、床脇から、彼の鍛った一振を取ってそれへ差出したの読み方
吉川英治 「山浦清麿」

...すぐに床脇の棚へ向ってすすんでいた...   すぐに床脇の棚へ向ってすすんでいたの読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

「床脇」の読みかた

「床脇」の書き方・書き順

いろんなフォントで「床脇」


ランダム例文:
まっかな嘘   笑顔を見せる   山小屋  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
卒業証書   証券取引所   指定席  

スポンサーリンク

トップへ戻る