...雨ざらしにされた床几(しょうぎ)の上には...
永井荷風 「曇天」
...赤毛布をしいた床几が出てゐた...
牧野信一 「海棠の家」
...当りては砕くる響大盤石も動く心地してうしろの茶屋に入り床几に腰うちかけて目を瞑ぐに大地の動き暫しはやまず...
正岡子規 「かけはしの記」
...下手の床几(しょうぎ)にかかり「助けて返す」にて咳入り「つら改めて」にて右手を懐に入れ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...外見は立派な役所に似ず薄暗いきたないところに床几が並んでいます...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...床几(しょうぎ)をすえて...
吉川英治 「江戸三国志」
...めでたい主従のかため」家康が床几(しょうぎ)を立った頃...
吉川英治 「剣の四君子」
...――内門(ないもん)の廊の袖に床几(しょうぎ)をおけ...
吉川英治 「私本太平記」
...海神(かいじん)の社(やしろ)に床几(しょうぎ)をひかえた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...床几席(しょうぎせき)に奉行のすがたが見えたし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...木蔭に床几(しょうぎ)を設(しつら)えさせると...
吉川英治 「新書太閤記」
...床几(しょうぎ)を求め...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉も床几を払わせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずしりと床几(しょうぎ)を向けかえた...
吉川英治 「新書太閤記」
...床几(しょうぎ)につき...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれの床几のまえに屈(かが)めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...あわてて床几を起ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ちょうどそこに床几(しょうぎ)がある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??