例文・使い方一覧でみる「庇護者」の意味
スポンサーリンク...彼には庇護者がいなかったので、自力で生きる術を見つけた... 
...彼女は孤児院の子供たちの庇護者として一生懸命働いています...
...彼は地元の環境保護団体の庇護者の一人です...
...彼女は自分が庇護者となり得ると決意した少女の手を取って、一歩一歩共に歩みました...
...彼はおのれの庇護者（パトロン）の立場に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...自分の友人であり庇護者であるサザンプトンのそのまた庇護者であり友人である伯爵のことを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...弱い彼の庇護者としての母性であり恋人であらねばならぬのである...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...そこは彼の庇護者である...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...庇護者である調所を失ったことが...
直木三十五 「南国太平記」
...その庇護者を失って――）と...
直木三十五 「南国太平記」
...殊にその青年逆境の時代には最も温い庇護者であつた...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...だいぶ顔を見せなかったな」新三郎は若くて闊達で銭形平次の庇護者（ひごしゃ）でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大分顏を見せなかつたな」新三郎は若くて寛達で錢形平次の庇護者（ひごしや）でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこで庇護者となる婦人をものにする積りだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...商人社会の庇護者であるところの警察部長は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...庇護者は庇護しているものの真価はブラーエにしろケプラーにしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この「朱雀調べ」の主要な庇護者（ひごしゃ）は...
山本周五郎 「風流太平記」
...庇護者（ひごしゃ）になることだと確信しているよ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「われわれの祖父や、父たちの若いころには、こんなにたびたび、鳥獣の肉を喰べやしなかった、その季節に薬食といって、躯の弱い者が栄養をつける、という名目でたしなむ、という程度だった、そうじゃないか」「それはまあそうだろうが」「むろん一般論としてさ」主馬はまた酒を啜（すす）った、「少し誇張していうと、殺生禁断の法令が出てから、鳥獣を殺すことを禁じられてから、われわれは却（かえ）って鳥獣の肉の味を覚え、それまで見向きもしなかった者さえ、好んで喰べるようになった」「なるほどねえ」思わず半之助は笑いだした、「うがちすぎる云い方だが、当っているかもしれない」「しかもそれが、当然のはなしだろうが、みんな隠れたしょうばいだ、日を定め、場所を定め、人数をそろえて、ひどく手のこんだ、ものものしい仕掛けでやる、代価はむろんばかげて高いし、禁令の出たはじめはよく知らないが、近年はまるで組織化しているようなものだ、そして絶対に捉まる心配がない」「そうらしいな」「なぜなら、役人は上から下まで、充分に金を握らされ、酒食の餌（えさ）と、物品の贈与とで骨抜きにされている、それは初めのうち別途の利得であったが、やがて生活のための必要収入になり、それ無しにはやってゆけなくなる、しぜん、かれらは検察官でありながら、庇護者、加担者とならざるを得ない」主馬はまた手酌で一つ飲んだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...異国（いこく）の宣教師（せんきょうし）たちは信長というただひとりの庇護者（ひごしゃ）をうしなって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この庇護者の戦死のあとに起るべき迫害について協議を始め...
和辻哲郎 「鎖国」
...おれが三箇の城主父子の庇護者だということを知っているか...
和辻哲郎 「鎖国」
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