...本庄が出かけた後に何者かが忍び入り...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...――お喚出しにあずかりました本庄恒夫でございます」と云って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...妻在庄(つまりのしやう)の山中(此へんすべて上つまりといふ)に田代(たしろ)といふ村あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この動物の無精な性質を呑(の)み込んでいる庄造は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...昼間外へ出る時は傘までお庄のをさして行くくらいであったが...
徳田秋声 「足迹」
...」お庄と二人で裁物板(たちものいた)に坐っている時...
徳田秋声 「足迹」
...庄吉はよく小母さんの方をちらりと横目で見た...
豊島与志雄 「少年の死」
...(手の無いのを胡麻化さなくちゃあいけねえが――)庄吉が...
直木三十五 「南国太平記」
...本庄から新町へ二里...
中里介山 「大菩薩峠」
...――そのお屋敷の御当主庄司右京様は二年前から軽い中気でお役御免になり引籠(ひきこも)り中大変なことが始まった」「…………」「惣領(そうりょう)の林太郎様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...庄司忠兵衞の餘儀ない頼みで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その庄吉とのあいだに三人の可愛い子供まであるのだった...
林不忘 「あの顔」
...「高瀬舟」では通念の代弁者である小役人庄兵衛に対して...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...庄兵衛はかれこれ初老に手の届く年になっていて...
森鴎外 「高瀬舟」
...庄七のからだを抱き起した...
吉川英治 「大岡越前」
...検断所の本庄鬼六だったので...
吉川英治 「私本太平記」
...「聞きねかし、旅僧……われは菊池入道の子、三郎頼隆と申す者、童名(どうみやう)菊一とて、有智山(うちやま)の稚子(ちご)にて候(さふら)ひし、人みな知つて候ふ……さるに、菊池の庄にて、新妻を迎へ、わづか十六日と申すに、合戦の沙汰に会ひ、その朝、出陣の袴(はかま)を着候ひしに、わが妻、わが袴の腰を当てつつ、あはれ、相構(あひかま)へて二度(ど)見奉(みたてま)つらばやと言ふに、我が額の髪を切つて妻に与へ、妻の髪をば、わが守り袋に入れ、犬射ノ馬場にて死ぬ日まで肌身に持つて候ひし……」見るまにその形相(ぎょうそう)は怒りにみなぎり、またハラハラと涙をながして、言いつづけた...
吉川英治 「私本太平記」
...庄次郎は、夢中で、金を掻き集めた...
吉川英治 「松のや露八」
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