...中村捜査係長と宗像博士と主人川手庄太郎氏の三人が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その時のリヽーは、一週間ほど前から尼ヶ崎の方で姿を見なくなつてゐたことが、後に問ひ合はせて知れたのであつたが、今も庄造は、あの朝の啼(な)きごゑと顔つきとを忘れることが出来ないのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...お庄は帯の間の銀貨を気にしながら...
徳田秋声 「足迹」
...降りて来るお庄の姿を見あげて言った...
徳田秋声 「足迹」
...お庄は衆(みんな)に昵(なじ)んだ...
徳田秋声 「足迹」
...気の弱い新庄が心配するほどではなかつた...
徳田秋聲 「浪の音」
...聞えたか?――庄公...
直木三十五 「南国太平記」
...「お嬢さん」庄吉は...
直木三十五 「南国太平記」
...しかしこの庄の代官としては...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...和國小姓氣質卷五、庄野佐左衞門、父の看病に歸省の間だに、親交有る少年吉崎鹿之助憂死したるを知ず、父の葬り終て、忙ぎ還り鹿之助を訪しに、「手づから拵へ膳すゆれば、精進飯の水臭く、半ば殘してさし措き」宅へ歸り、明朝鹿之助の死を聞知り、其室を檢するに、佛前の靈供の飯半ば食ひさし有しと出たり...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...本庄喜助重正(しげまさ)...
森鴎外 「阿部一族」
...鶴岡(つるおか)や酒田(さかた)を中心とした庄内(しょうない)の文化と...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「……子供の言葉は怖ろしいな」庄三郎がふとそう云った...
山本周五郎 「菊屋敷」
...日本海に添ってこの庄内地方へも廻って来たと...
横光利一 「夜の靴」
...私が御奉公を見せるのも、ほんとに、欣んでもらうのも、――おっ母さん、どうか、長生きして下さいよ」「この夏の頃、そなたが、庄内川の河原で、御領主様へ向って思いきったことしやったと聞いた時……わしはもう、そなたの生命(いのち)はないものと、泣き明していたものを……こんな嬉しい目に会おうとは」「その後、委細は、乙若(おとわか)どのから、言伝(ことづ)てがあったでしょう」「おお、乙若どのが来て、そなたが御領主様のお心にかない、御小人衆に抱えられたと聞かされて――もうそれを聞いてやれうれしや、死んでもよいと思いました」「はははは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぜひ北ノ庄へ同道な仕(つかまつ)ろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう一閑だの庄左衛門だのを通して聞くよりも...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...庄次郎の大きな腹の上に乗ったので...
吉川英治 「松のや露八」
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