...近頃又広津和郎(かずを)氏の同じ言葉を正宗白鳥氏にも加へてゐると云ふことを仄聞(そくぶん)した...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...広津氏は、芸術は超階級的超時代的な要素を持っているもので、よい芸術は、いかなる階級の人にも訴える力を持っている...
有島武郎 「広津氏に答う」
...僕の感想文に対してまっ先に抗議を与えられたのは広津和郎氏と中村星湖氏とであったと記憶する...
有島武郎 「片信」
...広津和郎の「故国」など...
豊島与志雄 「傍人の言」
...牛込矢来町(うしごめやらいちょう)なる広津柳浪(ひろつりゅうろう)先生の門を叩きし日より始まりしものといふべし...
永井荷風 「書かでもの記」
...広津柳浪(ひろつりゅうろう)が小説『今戸心中』は京町二丁目中米楼にありしものとか聞きしがその文体力(つと)めて実録となる事を避くるが如くなれば例外とすべし...
永井荷風 「桑中喜語」
...落葉 薄田泣菫著 照葉狂言 泉鏡花著今戸心中 広津柳浪著 三人妻 尾崎紅葉著一葉全集 樋口一葉著 柳橋新誌 成島柳北著梅暦 為永春水著 湊の花 為永春水著即興詩人 森鴎外著 四方のあか 蜀山人著うづら衣 横井也有著 霜夜鐘十時辻占 黙阿弥著其他深く考へず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...広津和郎の「巷の歴史」を読み出す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...広津和郎「一時期」小島政二郎「眼中の人」室生犀星「弄獅子」以上五月までに読んだもの...
牧野信一 「今年の文壇で」
...まこと相当の慰めともなるではないか――これと同じ意味のことを数年以前に広津和郎氏が何かの感想記の中に誌してゐるのを読んで...
牧野信一 「浪曼的時評」
...昔広津柳浪が、日露戦争前後からちっとも作品をかかなくなってしまった、発表もしなくなったということの動機は何だったでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...広津や志賀や武者小路は文士だけではない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津の書くヒューマン・ドキュメントは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そういう事をしている広津自身の内容は...
三好十郎 「恐怖の季節」
...しばらく前に私は広津の大概の小説が下手クソであり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津のノミの切れ味は鈍い...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そして広津にとってこの作中のひさその他の人物たちは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津君にはこんな会合にすぐさんせいしない気質もあるので...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
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