...僕の感想文に対してまっ先に抗議を与えられたのは広津和郎氏と中村星湖氏とであったと記憶する...
有島武郎 「片信」
...豊島与志雄、広津和郎、菊池寛、杉山平助の諸氏は多分最も意識的なリベラリストであるらしい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...三十三私が早大を卒業――というのはおかしいが、クラスメートが卒業したので、私も遊びに行けなくなった時に、もう小説を書いて、売出していたのが、谷崎精二、広津和郎、舟木重信氏らで、国枝史郎が「レモンの花の咲く丘へ」とか「胡弓の弦の咽び泣き」とかという題の作を出したのもその頃である...
直木三十五 「死までを語る」
...広津柳浪の「今戸心中」...
永井荷風 「里の今昔」
...柳浪広津(りゅうろうひろつ)先生は三十を越えて後(のち)初(はじめ)て小説を書きし由(よし)聞きたる事あり...
永井荷風 「小説作法」
...例えば尾崎紅葉の『不言不語』とか広津柳浪(りゅうろう)の『河内屋』とか...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...広津和郎も何とかなりそうで...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...あきらめて広津和郎の「青麦」読み出す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...広津柳浪には根津に材した小説があると聞くが...
正岡容 「根津遊草」
...広津や志賀や武者小路は文士だけではない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...まず広津和郎...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津の書く感想文...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ちょうど広津をアベコベにした現象が起きている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津がエッセイやドキュメントでしか自身を全的に表現し得ないと同じように...
三好十郎 「恐怖の季節」
...実は先に広津の小説が下手クソだと言いきった私の言葉の中にもこの意味が含まれていなかったわけではない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津のノミの切れ味は鈍い...
三好十郎 「恐怖の季節」
...広津ほどの鋭い頭と永い経験をもってしても...
三好十郎 「恐怖の季節」
...これは菊池寛、広津、里見、宇野あたりが習慣づけたものであろうが、作家の強みが金のうえに出ていて気丈夫でもあった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
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