...この本を幾十回も読んだ...
...幾十年もの歳月が過ぎ去った...
...幾十もの人々が彼に賛同した...
...幾十本の木が植えられた公園を散歩した...
...幾十の趣味を持つ人がいる...
...辻老いたるも、或は、若きも、幾十人、男女や、東より、はたや、西より、坂の上、坂の下より、おのがじし、いと急(せは)しげに此処(ここ)過ぐる...
石川啄木 「詩」
...財産(ざいさん)の損失(そんしつ)は幾十倍(いくじゆうばい)にも及(およ)んだであらう...
今村明恒 「地震の話」
...海上わづかに二里、幾十の島嶼、舟を送り、舟を迎ふ...
大町桂月 「金華山」
...そして幾十時間を眠り続けていたものであろうか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...即ち神代を幾十代かに引延して...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...此邊一帶の濱漁人の命を損するもの年に幾十を以て數ふといふ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...その上に住む幾十億の人間は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...幾十貫とも知れぬ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...続いて、幾十、幾百の悪獣は、圧迫的な、いやらしい唸(うなり)の合唱を挙げて、四方から、恐ろしい力で圧倒します...
野村胡堂 「裸身の女仙」
......
野村吉哉 「鉄のシャフト」
...幾十人となく倒れている...
久生十蘭 「奥の海」
...幾十百人の惨苦の夢を結ばせた...
平出修 「逆徒」
...浮標に使ふ貝殻のついた四斗樽が幾十となく其処に転がつてゐた...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...何しろ幾十となく入口がならんでゐるばかりで...
牧野信一 「冬物語」
...この家をもう幾十年かの間つづかせると云う事はいくらのぞんでも出来ない事だと親達はあきらめた...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...と幾十たびも考えてみたが...
山本周五郎 「季節のない街」
...その数幾十万人とも知れず...
横光利一 「欧洲紀行」
...岬の鼻は幾十丈もある巨きな岩が...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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