...幾代も前の話だよ...
...息子はいま幾代目の棟梁だ...
...幾代にもわたって守り続けられた伝統芸能 (Traditional performing arts that have been passed down through generations.)...
...彼女の寿司は、幾代にもわたる職人技と伝統を感じる...
...此岸と彼岸の幾代を超えて続く深い縁...
...その父か母に昔から幾代か続いた高貴の血があって...
太宰治 「東京だより」
...幾代の態度もまたそれを助長していた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...然し幾代も兼子も手術を嫌った...
豊島与志雄 「子を奪う」
...幾代は二度ばかり三田へ行った...
豊島与志雄 「子を奪う」
...幾代と二人で庭の奥へはいり込んでいた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...幾代も兼子もそう云ってるんだから...
豊島与志雄 「子を奪う」
...」彼は簡単に幾代へ答えた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...殆んど幾代と兼子との手中に在った...
豊島与志雄 「子を奪う」
...一人で幾代の室に寝かされていた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...今のお杉お玉はその幾代目に当りますことやら...
中里介山 「大菩薩峠」
...乃ち作れる歌七首天竺の國にありといふ菩提樹ををつゝに見れば佛念ほゆ善き人のその掌にうけのまば甘くぞあらむ菩提樹の露世の中をあらみこちたみ嘆く人にふりかゝるらむ菩提樹の華菩提樹のむくさく華の香を嗅げば頑固人もなごむべらなり菩提樹の小枝が諸葉のさや/\に鳴るをし聞かば罪も消ぬべしこゝにして見るが珍しき菩提樹の木根立ち古りぬ幾代へぬらむうつそみの人のためにと菩提樹をこゝに植ゑけむ人のたふとき一月二十日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...幾代も怨んでいないとは言えまい」「いえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幾代かの陶工たちの力を協(あわ)せた苦難の歴史があろう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...幾代となく住み古した山家(やまが)の風趣とでもいおうか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その石は、幾代も幾代も、若人等の口から出る同じ愉しい言葉を聞いて來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ここに幾代かをおいて...
吉川英治 「私本太平記」
...いえいえ、この世の中にとって、人々の精神(たましい)のうちに、幾代の末までも、どんなに大きな役目をしてゆくことかもわかりませぬ)と、霊(れい)を慰め、それからそれへと、思い出される事やら欣しさやらで、一日中、欣し泣きに泣いていた事であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...孫兵衛の母イサベラ様の幾代目かの御先祖――黄金(こがね)色の髪の毛に愛くるしい琥珀(こはく)の眼をもった異国娘も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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