...まだそういう事に力を尽す人は他に幾らもある...
大隈重信 「女子教育の目的」
...自分の余命が幾らもないことを知っているに違いない...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...側から見て居ると如何にも人間の頭では考の付かないことが幾らもございますから...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...阪急電車の窓からでも幾らも眺(なが)められるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう幾らもないぞ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...酒っ氣はもう幾らも殘っていない...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まだ細かい事は幾らもあるし...
中里介山 「生前身後の事」
...わしも此で幾らも擔いちや出ねえでがすが夜は隨分草臥れます...
長塚節 「教師」
...内地なら旅費なんか幾らもかゝりやしない...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...他にもなお外国になかったもので日本で得られたものは幾らもあるであろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...これら外国に先だってできた事項が幾らもある以上は...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...まだ生存してゐられる人が幾らもあらうが...
水野葉舟 「言文一致」
...そしてそれを打ち明ける機会は幾らもありさうである...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...是を使ったものが幾らも見られるけれども...
柳田国男 「木綿以前の事」
...甚だしきは新たに明治の初年頃から始まったものが幾らもある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それでは世に貢献する年月は幾らもないではありませんか」と...
吉川英治 「三国志」
...当時、早婚の風は、平安の都ばかりでなく、鄙(ひな)でも、十三、四、あるいは十五、六歳で妻をもつ者は、幾らもあった...
吉川英治 「平の将門」
...幾らも歩かないうちに全身びしよ/\に濡れてしまつた...
若山牧水 「熊野奈智山」
便利!手書き漢字入力検索