...そうすれば君の費用が幾らかでも省けるわけだ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...幾らもない貯金だがそのためになら下してもよいとさえ決心した...
上田広 「指導物語」
...幾ら助けたいにも...
薄田泣菫 「茶話」
...是は幾ら上手な油繪描でも西洋人が日本人の顏を描くと...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...あの日あたりなら幾らか消えずに残っていたとしても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幾らか楽も出来ると思つてゐると大震災つて言ふ様なことになつてしまひました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...感動する性(たち)の巡礼女が幾らもある...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...幾らかその用法を知っていて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...其他其通りのことを列挙すれば幾らでも出て来る...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...或る都市に幾ら外国人が多く居住していても...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...各自(めいめい)の一生涯を見たらばその上に幾らか現われて来るので...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...幾ら穢(きたな)い恰好していたって若さが物言うじゃないの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...幾ら宝が悖(さか)って入っても...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...幾らかの融通もして呉れる...
山本周五郎 「おれの女房」
...また幾らでも手合せができるだろうじゃねえか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...幾らかの影響を及ぼすであろうからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...丁度蠶の出來が惡くて百姓たちも幾らか遠慮したと見え...
若山牧水 「樹木とその葉」
...甲板にいた人たちは幾らか船に強い方の人であるべきだが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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