...お幾らでした...
薄田泣菫 「茶話」
...」この雄弁家は幾らか気が咎めるやうに低声(こごゑ)で返事した...
薄田泣菫 「茶話」
...発行人に幾らか出版費の足し前を出すとか...
薄田泣菫 「茶話」
...……えーと幾らかとおっしゃったっけね...
相馬泰三 「六月」
...幾ら真剣なところを見せようとしても...
近松秋江 「霜凍る宵」
...資本を幾ら掛けてもよい...
豊田喜一郎 「プレスの操作に手工業を加味」
...其點は後宇多天皇と幾らか違つて居ります...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...お金につもれば幾らになるのでございましょうか」「ホ...
中里介山 「大菩薩峠」
...管理人は幾らでもありましょうが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その年の中にもう幾らかそれを殖やしたほどで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私にうってつけの商売でしょう?」「それに幾ら払ったのか」と男爵...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...喰はずとも交々(かはる/\)幾らかづゝ菓子を購ツて遺ツた...
三島霜川 「昔の女」
...)僕は幾らか姉さんの助(たすけ)になりたいと思うのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...この中にも新たな志願者の幾らも加わったのが現実である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...幾ら詮議(せんぎ)したとて彼女は生還(いきかえ)っては来ないではありませんか...
山下利三郎 「流転」
...幾ら払ったものかマゴマゴしていると...
吉川英治 「江戸三国志」
...幾らかそれよりもより多くなるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...酒が幾らで肴が幾らでこの錢はこれ/″\で...
若山牧水 「梅雨紀行」
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