...それだから又釣れますので、幾ら名人でも、地が分らなくては釣れっこ無しです...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...私の様子に幾らか変な所が見えたのでしょう...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...桂子は幾らか正気づき...
田中英光 「野狐」
...その尊圓法親王は南朝の書風を幾らか攻撃してゐるやうであるが...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...日劇四階で月給を皆に渡す、三益・鈴木・大庭・上山、幾らか宛上った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...芝居に中幕(なかまく)とか附け物とかいふ事があるのは幾らか能に狂言の加はつて居る所から思ひ附いたのではあるまいか...
正岡子規 「病牀六尺」
...写本類では諸所の算額を集めて編纂したものが幾らもある...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...謝礼といって幾らも受けるではなし...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...かようの研究を幾ら続けたって三百年前に死んだ人が真実何と考え何に基づき何を欲してこの句かの語を筆したかは知るべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし幾ら手本無しに生活すると申(もうし)ましても...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...人なら幾らでも買う...
森鴎外 「山椒大夫」
...「本場物のウィスキーで一本幾らとかってえ代物だってんだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...それから幾らもたたない或る夜中...
山本周五郎 「季節のない街」
...幾らでもあったのに...
山本周五郎 「七日七夜」
...客たちはあちらこちらに塊って幾らやるべきかという相談をしていた...
横光利一 「旅愁」
...白島(しろじま)など幾らもあるので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...幾らかそれよりもより多くなるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...幾らかづつ明るんで來る空を頼みに...
若山牧水 「樹木とその葉」
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