例文・使い方一覧でみる「幾つか」の意味

...宇宙を造るものは六十幾つかの元素である... 宇宙を造るものは六十幾つかの元素であるの読み方
芥川龍之介「侏儒の言葉」

...金井君の幾つかの原稿を読んだ後でも... 金井君の幾つかの原稿を読んだ後でもの読み方
宇野浩二「質屋の主人」

...ポケットから取出した幾つかのピストルの弾丸を手の平の上で... ポケットから取出した幾つかのピストルの弾丸を手の平の上での読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...先が幾つかに分れている... 先が幾つかに分れているの読み方
江戸川乱歩「鬼」

...あなたは事件の表面に表われた幾つかの事実と... あなたは事件の表面に表われた幾つかの事実との読み方
大阪圭吉「坑鬼」

...最後に服部（はっとり）の地下室で又幾つかの買い物をすると夕飯の時刻になったので... 最後に服部の地下室で又幾つかの買い物をすると夕飯の時刻になったのでの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...事実一頃幾つかみも（決して一把みのではない）ゴロゴロしていたマルクスボーイスは... 事実一頃幾つかみもゴロゴロしていたマルクスボーイスはの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...花弁を幾つか散らして... 花弁を幾つか散らしての読み方
豊島与志雄「三つの悲憤」

...いい年になるまで――あいつが十の幾つか上になった時分に... いい年になるまで――あいつが十の幾つか上になった時分にの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...幾つかの矛盾（むじゆん）を見出して... 幾つかの矛盾を見出しての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...我々の先祖は復讐（ふくしゅう）をするのにも幾つかの段階をもっていたのに... 我々の先祖は復讐をするのにも幾つかの段階をもっていたのにの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...幾つかの古見（こみ）または久米（くめ）と呼ばれる地域があり... 幾つかの古見または久米と呼ばれる地域がありの読み方
柳田国男「海上の道」

...これに伴のうての幾つかの政治改革が進みまたは押し返されていた期間に...
柳田国男「海上の道」

...もちろん時世に相応した幾つかの補充訂正をもって... もちろん時世に相応した幾つかの補充訂正をもっての読み方
柳田國男「垣内の話」

...どの格納庫にも幾つかの飛行機が納められて居て一一（いちいち）様式が異（ちが）つて居る... どの格納庫にも幾つかの飛行機が納められて居て一一様式が異つて居るの読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...まだ三十幾つかの若い生涯を彼は終った... まだ三十幾つかの若い生涯を彼は終ったの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...それらの大きさは古きものどもが彫刻の中に描いた幾つかの古代ペンギンを思い出させ...
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「狂気の山脈にて」

...幾つかの面に於いて事実による何らかの裏打ちがあるに違いないと常々考えてはきたものの...
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「時間からの影」

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