例文・使い方一覧でみる「幾つか」の意味
スポンサーリンク...幾つかの墓の表が青白く輝いているに過ぎないのであった... 
橘外男 「逗子物語」
...幾つかの畳紙を引き出してはそこら辺（へん）へ一杯に並べて解き始めたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...最後に服部（はっとり）の地下室で又幾つかの買い物をすると夕飯の時刻になったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...誰にも話したくないことが幾つかあった...
豊島与志雄 「失われた半身」
...幾つかの円舞曲（ワルツ）とポルカ曲...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...市民の里では幾つかの罪のない人の夜歩きが保証されたはずなのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここにはそのうち日本アルプスのものを幾つか選んで図示して見よう...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...お国なまりの大演説が幾つか続いて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...幾つかの祠（ほこら）の蔭になつたやうな家ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中の幾つかを「い」の仮名であるとか「え」の仮名であるとか...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...一つ所にじっとしたきりでは到底考え及ばないような幾つかの人生の断面が自分の前に突然現われたり消えたりしながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...そこでキュリー夫人は活動を開始して先ず大学の幾つかの研究室にある幾つかのＸ光線装置に...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...幾人かの人を思う幾つかの煩悶（はんもん）は外へ出て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしはここにこれらの註記の幾つかを転載しようと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...草に外来の新種が幾つか加わり...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...即ち動物学上の問題でない鳥は幾つかある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...幾つかの、裁決をすまし、午後、独りで茶をたてて、静かに一ぷく服（の）んでいると、医師の市川楽翁が、訪ねて来た...
吉川英治 「大岡越前」
...幾つかの説明を想定することができ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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