...幽魂が出ると言われる廃屋には近づかないほうがいい...
...昔話には、幽魂が現れて人々を驚かせる話がある...
...幽魂を追い払うお守りを売っている店に行ってみよう...
...この墓地には、幽魂が出るという都市伝説がある...
...幽魂を見たという怖い話を聞かせてもらった...
...それとも、なき娘の幽魂が、冥途(めいど)をさまよい出て、夜の暗さにまぎれ、懐しい父に逢いに来たのであろうか...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...お菊が幽魂(いうこん)黄泉地(よみぢ)のかげにもよろこびなんといひ出(いだ)ししに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...紛れもない幽魂(たましい)そのものの声で...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それにしても壮い男の幽魂が法衣(ころも)を借りに来たことが不思議でたまらないので...
田中貢太郎 「法衣」
...その時彼に臨み來るパトロクロスの幽魂は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...パトロクロスの幽魂は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...颶風の翼身に借りて征塵高く蹴たつれば脆く亂るゝマメリューク(三)奔るを逐ふて呼ぶ聲に四千餘年の幽魂は覺めぬ巨塔の墓の下...
土井晩翠 「天地有情」
...ああこれ吉田松陰の幽魂を祭る処...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...未死の幽魂、尋ねんと欲するも、今何(いずれ)の処にかある...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...八月三十日舊友知人相會して追悼の式を擧げ聊か其幽魂を弔ふ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...しかも殺されたばかりの重信がのこりの絵を仕上げにかえってきているところいかにも芸道の士の幽魂らしく...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ふと恋しく心が残ったりすることで幽魂が浄土へは向かわず宙宇に迷うと言われている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分が墓をあばいたお千代後家の幽魂というものを...
吉川英治 「銀河まつり」
...交(かわ)る交る招き入れていたお干代後家の幽魂...
吉川英治 「銀河まつり」
...無数の民の幽魂(ゆうこん)に見えてならない...
吉川英治 「三国志」
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