...彼女のドレス姿はとても幽雅で美しかった...
...この庭園の景色は幽雅で落ち着きがある...
...幽雅な音楽を聴きながら読書するのが好きです...
...彼女は幽雅な言葉遣いが特徴だ...
...君が持つ哀愁は、幽雅さを感じる...
...そこには幽雅な楽器が...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...かかる色彩は畢竟(ひっきょう)幽雅なる趣味性より発するものにして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ここに一種清新幽雅の調(ちょう)を出(いだ)さんと欲したるものなるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...かくの如く都会における家庭の幽雅なる方面...
永井荷風 「妾宅」
...むかし味ったようなこの辺(あたり)の町の幽雅な趣を思返すことは出来ない...
永井荷風 「水のながれ」
...明治三十一年の頃には向島の地はなお全く幽雅の趣を失わず...
永井荷風 「向嶋」
...沈香や白檀を(た)くらしい幽雅な香の匂いなどは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ほのかな香気――幽雅で甘美な匂いがゆらゆらと立ち昇って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...幽雅(ゆうが)な香気が部屋一パイにこめて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それから名香をたきしめたとしか思えぬ幽雅な匂いが漂って...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一体香は閑寂幽雅なもので...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...あの幽雅なものごしと可憐さを...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...美しい幽雅な庭に見いっていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...美しい幽雅な庭にみいっていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...平常閉してある庭中の幽雅は木々草石の上にこもっていて...
室生犀星 「庭をつくる人」
...幽雅な近代風のゴチック様式で...
夢野久作 「白菊」
...幽雅(ゆうが)な草堂の屋根が奥のほうに望まれ...
吉川英治 「三国志」
...草堂の周りは早春の光なごやかに幽雅な風色につつまれている...
吉川英治 「三国志」
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