...彼女の幽遠な美しさに魅了された...
...幽遠な星空がとても美しい...
...彼は幽遠に生きることに憧れている...
...幽遠な山の中に立っていると、人生の重みを感じる...
...幽遠な海底に潜る探検家たちは、新しい発見をした...
...たとへやうのない幽遠な氣持に誘はれていつた...
今井邦子 「雪解水」
...幽遠の大歡樂を念じなば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...幽遠の大歓楽を念じなば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...赫灼(かくやく)として幽遠の大荒原(だいこうげん)の縦横(たてよこ)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...孔子も幽遠な言論をこのまなかったから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...――果してこのこころに成りきれば、その心は即ち高尚であり、幽遠であって、天下のことすべて眼中に落つといった境涯だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その間を縫うこまやかな深層筋の動きとは彼の顔に幽遠の気を与え...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...物理学化学生理学の領域を超越した幽遠の外野に属する研究題目であろうと思われる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ただ静寂なそして幽遠なような感じが全身を領して三時の来るのが別に待遠しく思われなかった...
寺田寅彦 「病中記」
...そんな幽遠な所を問題にしなくても...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...重厚な幽遠(ゆうえん)なもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これらの幽遠(いうゑん)な周圍のなかに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...かれらは何か幽遠なものにでも対いあうように...
室生犀星 「後の日の童子」
...幽遠な小春日(こはるび)のしごとでなにか思ひ出してふいに咲いてみたが寒くてようは開かれずに余りたのしいことがないそのためちぢれて悲しげに見える...
室生犀星 「忘春詩集」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...それは幽遠なるものの住家なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...玄妙幽遠な運命学であるから...
横光利一 「馬車」
...と同時にまたあの古雅な色調が堂の形に幽遠な生の香気を付与しているのであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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