...どうして幼虫は繭を堅くつくつたのに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...美人やか弱き者の運命――腕に幼帝を抱いて入水する二位の尼のことを物語った時...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...老幼ハ溝壑ニ転ジ壮者ハ去テ他国ニ流離セリ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...幼いころから宰相の器として世間に重んじられてゐた王倹といふのが...
薄田泣菫 「独楽園」
...その頃の幼名を光蔵(みつぞう)と呼んでおりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...山県の総領の兄などはその幼い頃の遊び夥伴(なかま)で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...模糊たる記憶、我々の魂のなかに、世界の幼年期、靄の時代のものが残っている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...いざや戦へ!去(い)にし日の、我等が勇気、今は汝(な)が、心に抱き進めかし、汝(なれ)等が剣(つるぎ)振り翳せ! ジュギュルタをこそ胸に秘め、居並ぶ敵を押返し! 国の為なり血を流せ!おお、アラビヤの獅子共も、此の戦ひに参ぜかし!鋭き汝(なれ)等が牙をもて、敵の軍勢裂きもせよ!栄(さかえ)あれ! 神冥の加護汝(なれ)にあれ!アラビヤの恥、雪(そゝ)げかし!……かくて幻影消えゆけば、幼な子は、青竜刀の玩具(おもちや)もて、遊び興じてゐたりけり……ナポレオン! おお! ナポレオン!(1) 此の今様のジュギュルタは、打負かされて、縛られて、幽閉(おしこ)められて暮したり!茲にジュギュルタ更(あらた)めて、夢の容姿(かたち)にあらはれて此の今様のジュギュルタにいとねむごろに云へるやう、新らしき神に来れかし! 汝が災害を忘れかし、佳き年(とし)今やめぐり来て、フランス汝(なれ)を解放せん……汝(なれ)は見るべし、フランスの治下に栄ゆるアルジェリア!……汝(なれ)は容るべし、寛大の、このフランスの条約を、世に並びなき信仰と、正義の司祭フランスの……愛せよ、汝がジュギュルタを、心の限り愛すべしさてジュギュルタが命数を、つゆ忘れずてありねかし註(1)アムボワーズの城に幽閉されたりしアブデルカデルは ナポレオン三世の手によりて釈放されたり 時に千八百五十二年これぞこれ、汝(な)に顕れしアラビヤが祖国(くに)の精神(こころ)ぞ!千八百六十九年七月二日シャルルヴィル公立中学通学生ランボオ・ジャン・ニコラス・アルチュル5 Tempus eratその頃イエスはナザレに棲んでゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...その幼い働き手を...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...「幼き日の思い出」(または子供の情景)は他愛のないようではあるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...――幼い日、私はこの堤を通つて、その河原に魚を獲りに来たことがある...
原民喜 「夏の花」
...幼い折の交りを思わば包まず真直ぐに話してくれ...
久生十蘭 「ハムレット」
...私はそこの幼稚園へ入れられることに決められた...
堀辰雄 「幼年時代」
...西洋の若い男女がよく媾曳(あいびき)の約束なんかに使う極めて幼稚な種類の暗号で...
夢野久作 「暗黒公使」
...それは村重やその一族が織田軍の手に委(ゆだ)ねて行った妻子老幼...
吉川英治 「黒田如水」
...幼君だけ取りかえして...
吉川英治 「三国志」
...幼い宗一をつれて...
吉川英治 「茶漬三略」
...後に残る血筋といえば……あの幼少源次郎しかないのだぞ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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