...いわゆる文化民俗の発達史が跨がっている一万年足らずの間における進歩はもちろん有史以前のそれに比べてははるかに著しいものにちがいない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...帰国して一年足らずで英国へ行った...
石川欣一 「山を思う」
...實際はもう十年足らずも會はなかつたのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一年足らずで十八歳の春には病いを発した...
「草藪」
...第一期の雑詠即ち明治四十一年十月以降一年足ずの間の雑詠は期間も短く且つ句数も極めて少なかつた...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...それは四十年足らずのむかし...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...長いやうでも一年足らずだ...
長塚節 「芋掘り」
...とうとう二年足らずでパリに帰ってしまった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一年足らずのうちに雁江はすっかり外貌を改めた...
原民喜 「滑走」
...一瞬の如くに過ぎ去った四十年足らずの月日を顧みた第一の句は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どうして一年足らずでもこの家に預かってもらえたのか...
柳田国男 「故郷七十年」
...そこに二年足らずいて一旦親元に帰り...
柳田国男 「故郷七十年」
...農商務省には二年足らずしかいなかったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...僅か二十年足らずの生れ年のちがいの為に...
柳田国男 「故郷七十年」
...僅(わず)か七十年足らずで倍以上になった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ところがそれから一年足らず経過した...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...居ることわずか一年足らずで...
吉川英治 「三国志」
...万年足軽の万年貧乏...
吉川英治 「新書太閤記」
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