...帰国して一年足らずで英国へ行った...
石川欣一 「山を思う」
...この間まで四年足らずの間...
鈴木三重吉 「桑の実」
...黄色熱にかゝつて一年足らずの間に全部死んでしまひ...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...第一期の雑詠即ち明治四十一年十月以降一年足ずの間の雑詠は期間も短く且つ句数も極めて少なかつた...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...「蛭子は三年足立たぬ尊にておはしければ...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...一年足らずで嫌になってズル/\にやめて了うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...長いやうでも一年足らずだ...
長塚節 「芋掘り」
...十二か十三までほんの一年足らずで」「その前は?」「大久保のお勘婆さん...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...桜田変後の反動期も文久二年春まで二年足らずつづいている...
服部之総 「志士と経済」
...一年足らずのうちに雁江はすっかり外貌を改めた...
原民喜 「滑走」
...二年足らず以前には 2.30 位でしたのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一瞬の如くに過ぎ去った四十年足らずの月日を顧みた第一の句は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どうして一年足らずでもこの家に預かってもらえたのか...
柳田国男 「故郷七十年」
...大学生時代からこのころまでの十年足らずの間にも...
柳田国男 「故郷七十年」
...僅か二十年足らずの生れ年のちがいの為に...
柳田国男 「故郷七十年」
...一年足らずでとうとう閉館の悲運に接したわけだが...
山本笑月 「明治世相百話」
...居ることわずか一年足らずで...
吉川英治 「三国志」
...母は生れて二年足らずの晋を背中に負っていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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