...彼は年若いが、すでに多くの戦場で流血を経験している...
...政府より毎年若干の俸給を賦与す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...向かい合って立っている年若き夫婦の姿...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「ここに一人の年若き日本紳士あり...
谷譲次 「踊る地平線」
...しかも年若く 715勇氣に滿てる*アーシオス――悍馬を御するヘクト,ルの母方の叔父...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夫であり愛人である年若い建築美術家と暮している...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...」金田は一人の年若い芸妓を彼の側に引立てました...
豊島与志雄 「画舫」
...そこの年若い芸妓のいずれを持ってきても足許にも及ばない...
豊島与志雄 「北支点描」
...年若くて或る種の容姿を具えている以上は...
豊島与志雄 「理想の女」
...年若い娘は緞子(どんす)の服などを着るものではないと教えてやったに違いない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の頽勢(たいせい)にひきかえて路考の方はいまだに万年若衆...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...まだ年若な二人の役人の坐っている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...之より先 源氏をば一人となりて後に書く紫女年若く我は然らず といふ身にしみる歌が作られて居り更に 書き入れをする鉛筆の幽かなる音を聞きつつ眠る夜もがな といふのもあつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...年若い娘の中に在って...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...いくらか有益な読書の手引きとなって若い婦人たちがそのより年若い弟妹たちに与えるにたえるものとなることを願っている次第である...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...瑞仙の三人目の妻沢は寛政七年若くは八年に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...親のまだ年若(としわか)なものをさしての敬称だったらしい...
柳田国男 「海上の道」
...年若うて死ぬ者はあるけれど...
横瀬夜雨 「花守」
...年若(としわか)な...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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