...彼は年若いが、すでに多くの戦場で流血を経験している...
...更に年若いのに愕(おどろ)いた...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...最も年若き十口坊...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...その妻のまだ年若きが...
大町桂月 「房州紀行」
...年若い一人の婦人が自分の後に坐っている...
鈴木三重吉 「千鳥」
...年若な記者は突如(いきなり)頭が卓子(テーブル)に打突(ぶつつ)かる程大きなお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...年若な尼僧にでも見るやうな清浄さがある...
薄田泣菫 「独楽園」
...まだ年若な黄金虫が二つ...
薄田泣菫 「独楽園」
...全身火焔に包まれた年若い娘の火を揉み消そうとして...
橘外男 「生不動」
...アカイア族の何人も汝の言を責めざらむ、 55爭ふ事はあらざらむ、されど言論なほ足らず、汝は未だ年若し、齡を問はゞ汝なほ我が最少の子の如し、しかも理により説くが故、アカイア族の王侯に堂々の言吐き得たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お寺の和尚さんとあの年若いお坊さんとに話して...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...不具に近いこの病身な老人の元気――それからまた年若くて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかにも純潔な年若い彼女の心に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まだ年若な文學志望の人達の中に武者小路實篤を眞似るとか...
南部修太郎 「氣質と文章」
...まだ年若やさかい...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...――年若い詩人の名誉のために...
三好達治 「測量船拾遺」
...モーお目覚めなさいまし」と年若き妻君は年賀の客の年頃三十二...
村井弦斎 「食道楽」
...年若い女子の悲鳴が...
吉川英治 「三国志」
...年若い少年兵には...
吉川英治 「新・水滸伝」
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