...神田(かんだ)日本橋(にほんばし)の目貫(めぬき)の場所は神田明神(みょうじん)の祭礼でありました(その頃は山王と明神とは年番でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...年番幹事の猪が喪主となり...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...當時日本の入口を護る年番諸侯の屋形所在地がつづいてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...同じ帆船でも「かかり船」のすぐそばにみえる年番らしい肥後細川侯の九曜の紋のある一枚帆のそれが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...土地の年番(ねんばん)の会所になっておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...年番――来ないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...年番は恐れ入って...
中里介山 「大菩薩峠」
...その棺を担(かつ)ぐのはその庭場庭場の年番の廻持ちでたしか六人位ずつの人足を出していた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...會所の規定は、幕府より一萬兩づつ兩度の差加金を得て、會所の基本元資にし、勘定所用達十人に委託して貸付け、その利子で吏員、用達商人、年番肝入り、名主の手當を給し一ヶ年の町費額を定め、前五ヶ年平均町費を差引き、其減額の一分は町内臨時の入費、二分は地主の増收、七分を積立金とし、明治初年、拜領地、拜借地返上のとき會へ抵當になつてゐた地所を下付されたので、千七百五ヶ所の地所をもつてゐたが、八年にはみんな賣却してしまつた...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...さすがの奉行も年番方も庄兵衛には一目をおき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...二丁目が年番に当った時...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...今年は麹町の年番で...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...年番附祭(ねんばんつけまつり)の例にならい...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...年番に当った年だけ曳出す...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...年番御役一統の恐悚(きょうしょう)ぶりときたらなんと譬えようもない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ちょうど麹町の年番に当ったのでポンと千両投げ出して先代の美濃清に作らせたものなんですが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...文政元年番頭...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年番の司祭者を意味する...
柳田国男 「年中行事覚書」
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