...どこまでもよくできた人造人間だった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...その宝石がよくできた模造品であることがわかる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...」そして、つくづく小林君の顔を、ながめながら、「うん、よくできた...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...「実によくできた魔法だ」と火星人...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...よくできた人(ひと)には白(しろ)まる...
高山毅 「福沢諭吉」
...時々「どうじゃな! これはよくできたと思うんじゃが一つ飾ってみといて下さらんか! 飽きればまた取り換えて上げるじゃで!」と秘蔵娘でも貸してくれるように汚ねえ野良着(のらぎ)でヒョコヒョコと植木鉢を提(さ)げて裏口からはいって来る...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...じつになんともはや……よくできた人で……...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...お嫁さまもよくできた...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...しかしそのよくできた音楽会の効果も彼の馬鹿な一言のために台なしになったと言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ごくよくできた玉の千二百もはいってる大包みが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...折角よくできたのを机にたてて眺めてると傍へやつてきてわざとめちやめちやにくさしたりしたが...
中勘助 「銀の匙」
...「よくできたね」「云えばできるわ...
夏目漱石 「明暗」
...若主人の藤吉はよくできた人間でどうしても悪い方に向かない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よくできた人ですもの」お梅は顔を挙げてきっぱり言うのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このくらいよくできたものを見かけたことはない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...遠くの玉蜀黍(とうもろこし)もよくできたので...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...「知らねどもむさし野と云(い)へばかこたれぬよしやさこそは紫の故(ゆゑ)」という歌の紫の紙に書かれたことによくできた一枚を手に持って姫君はながめていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よくできた霊魂にとっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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