...わが国の「基本計画」は、何年毎に策定されるのですか?...
...年毎(としごと)に色彩は薄れるらしい...
芥川龍之介 「トロッコ」
...彼はまた今日のいわゆる歳差(プレセッション)を六六年毎に角度一度の割だと推算している(七一年半が正しい)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...――それもこれも今は纔(わづ)かに、老人達(としよりたち)の追憶談(むかしばなし)に残つて、村は年毎に、宛然(さながら)藁火の消えてゆく様に衰へた...
石川啄木 「赤痢」
...この山(やま)は平均(へいきん)十年毎(じゆうねんごと)に一回(いつかい)ぐらゐ爆發(ばくはつ)し...
今村明恒 「火山の話」
...毎年毎年掘っていった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...「全く一年毎に、お前たちは大きくなるね、孫も出来るし、これで清二が居て――あいつはまだ帰ってこないね」と、弦三の姿のないのに鳥渡(ちょっと)眉を顰(ひそ)めたが、直ぐ元のよい機嫌に直って、「弦(げん)も並ぶとしたら、この卓子(テーブル)じゃもう狭いね、来年はミツ坊も坐って、おととを喰るだろうし、なア坊や、こりゃ卓子(テーブル)のでかいのを誂(あつら)えなくちゃいけねえ」「この室が、第一狭(せも)うござんすねえ」お妻も夫の眼のあとについて、しげしげ一座を見廻わしながら云った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...年毎にずんずん大きくなってゆくのは...
豊島与志雄 「公孫樹」
...年毎に彼の身体に悪影響を伝える初春の季節が過ぎ去った後...
豊島与志雄 「恩人」
...鉄道省にとっては年毎にやられる雪の猛威は恐るべきものであって...
中谷宇吉郎 「雪」
...年毎に激増してゆくスキーを楽しむ人...
中谷宇吉郎 「雪」
...東京も年毎に霧が深くなって行くようである...
中谷宇吉郎 「雪」
...沖縄の各島では三年毎に洗骨をするが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
......
仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...年毎に「この訪問」の手段が六ヶ敷くなるだけで...
牧野信一 「変装綺譚」
...このめぐりの野は年毎に一たび焚(や)きて...
森鴎外 「みちの記」
...聞けば年毎に一つずつ裂布(きれ)を...
柳宗悦 「陸中雑記」
...彼女たちの服装は年毎に若返って行く...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...上流の貿易額は年毎に増して行く相である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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