...十七年には三百八十万斤という工合に年々累進していたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...家計が年々逼迫する一方ですし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...年々のなれども雪にこもりをるはおのづから朦然(まうぜん)として心たのしからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...月餅を愛好される人も年々増加するので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...此松の木が緑を吹く事が年々少なくなつて来て...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...「年々や桜を肥(こや)す花の塵」美しい花が落ちて親木(おやき)の肥料になるのみならず...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「年々や桜を肥(こや)す花の塵」美しい花が落ちて親木(おやき)の肥料になるのみならず...
徳冨蘆花 「草とり」
...高等学校を卒業しても帝大や其他の大学に這入れないものが年々数千名にも上るが...
戸坂潤 「社会時評」
...経費ばかりかかって借財も年々嵩(かさ)むばかりなので...
永井荷風 「ひかげの花」
...融解期には毎年々々新しく砂利を入れて...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...年々変ジテ小クナルナリ」と出で...
牧野富太郎 「植物記」
...以前の平均生産物に年々加えられ得る増加は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...年々囘帰する冬の寒さと食料不足とのために極めて低く抑止され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...合祀のため現品が年々滅絶して生きたまま研究を続け得ず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...より社会的なひろがりにたつための具体的前進の道を示しかねていたこの年々...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...年々宿根(しゅくこん)が残っていて...
森鴎外 「カズイスチカ」
...今では年々の檀家(だんか)のごときものができて...
柳田国男 「木綿以前の事」
...年々消費されかつ再生産される貨物の場合はこれと異る...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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