...やはり年々に拡がり勝ちな山吹の中に立つてゐた...
芥川龍之介 「庭」
...年々(ねん/\)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...年々(ねんねん)三百円(えん)ずつをこの町立病院(ちょうりつびょういん)に補助金(ほじょきん)として出(だ)すこととなり...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...ひとり百貨店のみは年々売上高が増加し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...少し金をかけるといいけれど、私の物でもないんですから」「おひろさんのかね」「ええまあ」「僕はあすこにいて悪いかしら」道太は離れの二階を見上げながら言ったが、格式ばかりに拘泥(こだわ)っているこの廓も、年々寂れていて、この家なぞはことにもぱっとしない方らしかった...
徳田秋声 「挿話」
...年々開きが出て来たところで...
徳田秋聲 「和解」
...最初著述した時の面目が無くなるほど手を入れて年々變つて行く...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...年々新しき発見はすなわちその性格の変転である...
中井正一 「物理的集団的性格」
...年々変らない景物に対して...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...父は実際に於て年々この生活慾の為に腐蝕(ふしょく)されつつ今日に至った...
夏目漱石 「それから」
...それで年々いくらと極(き)めて...
夏目漱石 「道草」
...少くとも一七または一八人につき一人が年々死亡することがわかるであろうことを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...各人に対する土地の生産物の分割量が年々減少していき...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...牝馬は四十歳まで年々駒を産み得るも...
南方熊楠 「十二支考」
...年々に少なくなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...年々年貢(ねんぐ)のおとりたては高まり...
吉川英治 「新書太閤記」
...英国の土地及び労働の年々の生産物より小なる部分が外国貨物の購買に当って用いられるならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...一国の年々の生産がその年々の消費を代置して余りある時には...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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