...年々歳々洪水のあるたびに害毒を加えるだろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...養蚕する農家は年々借金が増すばかりであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...年々内閣更迭の原因たりしが如く...
竹越三叉 「深憂大患」
...年々その伸び行くのを見て娯(たの)しみとしていた...
永井荷風 「枇杷の花」
...それを粗製して年々三都へ売り出すことにしたものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...努(つと)めて幼少の時に描(えが)いた理想を養(やしな)うことは年々歳々(ねんねんさいさい)枯(か)れゆく心の色香(いろか)を新たむるの道であろうと信ずる...
新渡戸稲造 「自警録」
...年々歳々花相似...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...年々結婚する者の年死亡に対する比率を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...うちつづく戦争と理性殺戮の年々に...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...私は結局はこれまでの年々に何かの形であなたのお誕生を記念して来た...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...年々はその光彩を鈍らせるものとして作用しないで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自然に放任しておいても年々に出世はできるはずであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが年々に二千余りの子孫を生んで...
柳田國男 「日本の伝説」
...今でも年々あらたにする屋敷神(やしきがみ)の祠(ほこら)...
柳田国男 「母の手毬歌」
...残った食禄とはべつに年々かなり多額な養育料が...
山本周五郎 「思い違い物語」
...年々の供給を抑止することによって...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...土地及び労働の年々の生産物の分割...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...一人で年々七八頭も打つ者がいるが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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