...平生はあまり飲み物を摂らない...
...私は平生からの友人として、彼のことをよく知っている...
...平生からは想像もできないような提案が出た...
...平生にはあまり興味がないが、この展示会には行ってみたい...
...彼女は平生からずっと同じ服装をしている...
...その証拠には自分の如く平生好んで悪辣な弁舌を弄する人間でも...
芥川龍之介 「兄貴のような心持」
...もう一度平生の恩怨(おんゑん)が徐(おもむ)ろに目ざめて来る恐しささへ描(ゑが)いた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...僕は僕の平生を熟知してゐる君の證言を得て...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...平生いかに眼識の明を誇つて居る自分でも...
石川啄木 「雲は天才である」
...平生(ひごろ)の癖の松前追分を口笛でやり乍ら...
石川啄木 「葬列」
...智恵子の心は平生(いつ)になく混乱(こんがらが)つてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...平生(へいぜい)ごく人のよい省作のことゆえ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...私達も平生其処へは余り行ったことがなかったのである...
岩本素白 「こがらし」
...平生蝙蝠傘などさしたることなし...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...その又左衛門は平生(ふだん)眼が悪くて勤めに不自由をするところから女(むすめ)のお岩(いわ)に婿養子をして隠居したいと思っていると...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...平生デモ一回ノ排尿ニ時間ガカヽリ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...これまた平生(へいぜい)学問の得(とく)か然(しか)るなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...年は六十を越えたれど平生丈夫なれば余が最期を見届け逆縁ながら一片の回向をなし呉るゝものは此の老婆ならむかなど...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...けれども平生(へいぜい)からそう考えてさえいらっしゃらなければ...
夏目漱石 「道草」
...母体平生の健康大切なる所以(ゆえん)なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...平生夜更かしで、一時二時迄机にむかつてゐる事も珍しくないのが、無理に早くから床に入つたので、いつたん目が覺めると、いくら努めても再び眠る事は出來なかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...これは畢竟(ひっきょう)料理法の研究が足りないからで折角(せっかく)美味(おいし)いお米を持っていますから平生(へいぜい)その料理を研究して益々美味い御馳走(ごちそう)を拵(こしら)えるように工風(くふう)しなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...平生よりもまた多く愛情をお示しになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??