...平生はあまり飲み物を摂らない...
...私は平生からの友人として、彼のことをよく知っている...
...平生からは想像もできないような提案が出た...
...平生にはあまり興味がないが、この展示会には行ってみたい...
...彼女は平生からずっと同じ服装をしている...
...聖人は平生の言動(げんどう)一として訓に非ざるは無し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...平生(へいぜい)烈しい内心の圧迫を享け乍ら...
石川啄木 「鳥影」
...吉野は平生の興奮した調子で語り續けてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...」と語られぬ、おのれ、不肖にはあれど、平生、この誡語を服膺す...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...平生は自分のうちで機械機を織つて居るが...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...お種は洗濯物を平生(いつも)の処へ浸したままで姿が見えなかった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...平生(ふだん)の癖で時々...
夏目漱石 「思い出す事など」
...平生の自分が如何(いか)にして夢(ゆめ)に入るかと云ふ問題を解決しやうと試みた事がある...
夏目漱石 「それから」
...平生の用心を彼から奪ったこの場合は...
夏目漱石 「明暗」
...平生(へいぜい)疎遠なりし親族さえ...
福田英子 「妾の半生涯」
...ただ君の嗜好の偏するにつきて平生意見の衝突すれども直に言はれざりし不平をここに僅(わず)かに漏らすのみ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...これは畢竟(ひっきょう)料理法の研究が足りないからで折角(せっかく)美味(おいし)いお米を持っていますから平生(へいぜい)その料理を研究して益々美味い御馳走(ごちそう)を拵(こしら)えるように工風(くふう)しなければなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...近ごろは平生よりもよく微行(おしのび)をなさる中でも昨日(きのう)はたいへんお加減が悪いふうだったでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...容貌(ようぼう)も風采(ふうさい)も平生以上にまたすぐれて見える薫が行儀正しく坐(ざ)しているのを見て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...顔色も赤みがとれて平生と違わなくなった...
山本周五郎 「落ち梅記」
...現にこのような場合に……」「……いけないッ……君はまだ解らんのか」総監はすっかり平生の威厳を取り返した...
夢野久作 「暗黒公使」
...厳正周密なる同博士の平生の人格に対して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...飛行機の編隊なども平生見慣れていた低空飛行の時の姿であって...
和辻哲郎 「夢」
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