...しかし山岸中尉は平気な顔で...
海野十三 「宇宙戦隊」
...悟りきった人のように平気な顔で...
海野十三 「火星兵団」
...博士は、平気な顔で、ちょっと自分の尻をがさがさとかいただけであった...
海野十三 「大使館の始末機関」
...黄金仮面は平気な顔で...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...おまえのほうに奥の手があれば、こっちにも奥の手があるぞと、いわぬばかりに、平気な顔で、ニコニコしています...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...あなたの所へ平気な顔で現れるかも知れませんが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...平気な顔で通りこしていけばいいんだ...
新美南吉 「疣」
...平気な顔で通りこしていけばいいんだ...
新美南吉 「いぼ」
...検事は案外平気な顔で...
羽志主水 「越後獅子」
...木津さんには悪いけど……平気な顔でおし通すつもりなら...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...いっこう平気な顔で「ほとほとに(女洞の掛言葉)舟は渚に揺(ゆる)るなり...
久生十蘭 「無月物語」
...それから先きは平気な顔で相手の面前に立ちふさがったきり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...盗坊(どろぼう)は平気な顔で絞首台へ連れて行かれる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...スティルポンがこの祖国の大災害のまっただ中に平気な顔で澄ましているのを見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...石松なんか居るもんか」と平気な顔です...
山中貞雄 「森の石松」
...彼は平気な顔で言葉を続けた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...★案外に平気な顔で下界の人々を流し眼に見まわしたニッコリと笑った...
夢野久作 「月蝕」
...平気な顔でいった...
吉川英治 「平の将門」
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