...まったく平気なのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...平気な顔をして膳(ぜん)から杯を取り上げて...
有島武郎 「或る女」
...怠け出したら一日主婦(おかみ)に怒鳴られ通しでも平気なもんだ...
石川啄木 「菊池君」
...」なぞと平気な顔をして笑っていた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...平気な顔をしている...
海野十三 「宇宙尖兵」
...デニー先生もマートンさんも平気な顔をしているもの」「そうかしら……それから君は...
海野十三 「火星探険」
...案外向うは平気なんだ...
豊島与志雄 「霧の中」
...正覚坊は平気な顔をして...
豊島与志雄 「正覚坊」
...」父親の落着いた平気な調子は...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...あの辻斬のこったろう」「うむ」米友が存外平気なのを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼が平気な時彼は羞んでるのだ...
中原中也 「高橋新吉論」
...新聞広告に使うのが平気な世の中であるから...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...ねんごろにつかえる夫を持ったなどと推測にすぎることを言って平気なものもありますが...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...この為事は馴れた業と見えて平気な様子をしている...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...わざと平気な声で訊いた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...この話をされまして「主人はイクラ打っても小突いても平気なのですよ...
夢野久作 「奥様探偵術」
...徳永と長谷川はウイスキイで元気を附けたらしく意外に平気な様子で遣つたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...正午の陽(ひ)ざしに燃えようとしたことも平気なら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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