...無帽で歩いて平気なのには実に驚く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...第一に君は二年も三年も妻子に離れておって平気なことである...
伊藤左千夫 「去年」
...あれはS先生の御機嫌をわるくする事だつたと気づきますけれどもやつてゐるときには一向そんなことには気がつきませんから平気なのです...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...迫害に馴(な)れてる大杉は平気な顔をして笑っていたそうだ...
内田魯庵 「最後の大杉」
...その翌晩平気な顔をして煙草の火を借りに出て来られるものか来られないものか...
海野十三 「奇賊悲願」
...モルモツトの話でもしてゐるやうな平気な調子で言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...甘さを恥かしがらずに平気な顔をして書こう...
太宰治 「猿面冠者」
...「仲居さんがこれこれいうてたけど、ほんまかいな?」いうて、光子さんに尋(た)ンねましたら、「ふん、そやねん」と、平気な顔して、「姉ちゃんとこの事務所、今橋と南と二つあるいうて、此処の番号教(お)せたあるねん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...いたって平気なもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...偶然このカッフェーで邂逅(かいこう)しても、互(たがい)に黙契する処があるらしく秘密を守り合っているくらいなので、何を言ってもまた言われても互に気を悪くするはずはないと、平気な顔で、折からテーブルを叩(たた)くらしい音がするのを聞きつけ、自分が持番の客ではないかと、音する方へ目を注ぐ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...自分でなくっちゃ御前さんをやり得る人間は天下広しといえども二人と有るまいと云うほどの平気な顔で...
夏目漱石 「坑夫」
...迷亭は少しも気が付かないから平気なものである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...目の色まで見て来ましたよ」「皆んな平気な顔をしているのか」「平気なのは丸屋の源吉だけで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平気な顔をしていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼はいつでも平気な顔をしていた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...雨になるかも知れない」と平気な声で答えている...
正岡子規 「死後」
...世間で手を叩いて莫迦(ばか)扱いにしたって平気なもんだ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...平気な顔をしている...
森鴎外 「鶏」
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