...さもなくばこんな風で平気でいる訳が無い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼は果して心理試験に対して平気でいることが出来るでしょうか...
江戸川乱歩 「心理試験」
...その間の矛盾には気にとめずに平気でいる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...風の速度とを間違えて平気でいる人もなかなか多いようである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...やさしい声で口をきき何事にも平気でいるこの愛敬者を相手には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...研究の材料を取り扱いながらかえって平気でいるのを...
夏目漱石 「思い出す事など」
...母は父が庭へ出たり背戸(せど)へ下りたりする元気を見ている間だけは平気でいるくせに...
夏目漱石 「こころ」
...専門の学者もまたそう威張れた義理でもないような概括をして平気でいるのだから驚かれるのです...
夏目漱石 「中味と形式」
...事件を想像して好加減(いいかげん)な事を並べて平気でいるよりも遥(はるか)に熱心な御研究であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...平気でいるんですとさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一向平気でいるようなことになります...
羽仁もと子 「女中訓」
...人は能(よ)く(この頃ヨクという場合に能(よ)く良の字を書いて平気でいるが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...宝物をひとりで取って平気でいるのでは...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...履物はくのを忘れて平気でいるのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...諏訪 (早口にたて続けに云う)妾が、あなたに今迄よくしてあげたのも、今あなたが、そんな後先(あとさき)見(み)ずな莫迦なことを被仰った後で、平気でいるのも、つまり妾があなたを相手にしてない証拠だと思って下さいよ...
森本薫 「華々しき一族」
...自分自身をああもいろいろに判断して平気でいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これこのとおりおれは平気でいるぞ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鐘楼の回廊に立って平気でいるにはなかなか骨が折れる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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