...心が平安なのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そしてそこに、従来の平安な、半獣的自由の生活が失われて、いわゆる文明が生れかけて来た...
大杉栄 「征服の事実」
...大地主さんの平安な航海と無事の帰航とを祈りに...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...平安な日日が続いた...
外村繁 「澪標」
...雀は最も平安な場所を本能的に選んで...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...この高尚なる心身に応じて平安なるものを平安と名づくるなり...
福沢諭吉 「教育の目的」
...ドイツの社会情勢がカールをその平安な計画から追いたてた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...七難なきもの平安なものから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...平安な温かい家庭ができるに違いない...
山本周五郎 「いさましい話」
...おしのは平安な顔をしていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...御臨終は満ち潮のしぜんと退(ひ)いてゆくような御平安なものだったという...
山本周五郎 「日本婦道記」
...平安な暮しにはいりたいと思うなら」と玄四郎が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...静かで平安な生活にあこがれている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いまはこんなに平安な生活にあこがれている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...嘘のように平安なお祖父(じい)さんの寝顔...
山本周五郎 「柳橋物語」
...父のいた平安な日が今日も外には来ていたのだと...
横光利一 「旅愁」
...これ以上に人の心身ともに救う平安な言葉というものは...
横光利一 「旅愁」
...決して平安な浪路ではないであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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