...戦争中国内の有様(ありさま)を察(さっ)すれば所在(しょざい)の不平士族(ふへいしぞく)は日夜...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...況(いわ)んや現に政府の顕官(けんかん)中にも竊(ひそか)に不平士族と気脈(きみゃく)を通じて...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...勿論同船者は他にもあって、物頭役の戸塚甚五左衛門とか、平士の長野、岡部、伊佐岡とかいう者も乗組んでいて、戸塚はじめ我々の家来なぞもあるから、随分多人数が乗ったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それから平士の三人は舷の或る間に居て...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大小姓の平士組の有志者も加って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...干城隊(後に平士上隊と改名)に入ることとなった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私は平士上隊でいるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...足軽が平士(ひらざむらい)に対し...
福沢諭吉 「旧藩情」
...二たびは到るところの不平士族賊軍に呼応して...
宮崎湖処子 「空屋」
...平士(ひらざむらひ)九人...
森鴎外 「大塩平八郎」
...平士(へいし)にせられている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...従って不平士族の数は他地方に優(まさ)るとも劣らなかった筈である...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうした不平士族の連中の中には西郷隆盛の征韓論の成立を一日千秋の思いで仰望していたものが少くなかった...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうすれば藩内の不平士族が一時(いちどき)に武器を執(と)って集まって来ましょう」席上諸先輩の注視が期せずして奈良原少年に集まった...
夢野久作 「近世快人伝」
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