...平たい丸い塊にするが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...檐下の黒いものは、身の丈三之助の約三倍、朦朧(もうろう)として頭(つむり)の円い、袖の平たい、入道であった...
泉鏡花 「海異記」
...そんな平たい物ではない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そのお堂の縁の下にお盆くらいの大きさの平たい石があるのですが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...平たい石碑を立てたものです...
豊島与志雄 「霊感」
...家の前の大きな平たい墓と...
中島敦 「環礁」
...平たい面を鏡のように展(の)べていた...
夏目漱石 「行人」
...平たいものが見える...
夏目漱石 「それから」
...彼には世間が平たい複雑な色分(いろわけ)の如くに見えた...
夏目漱石 「それから」
...ただの平たい場所である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...平たい胸の前にあてられている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...頭の平たい眼の優しい少年が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...平たい鼻と飛び出た顴骨と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...峻厳な茶色でくまどられた鷲鼻の隠者の剃った丸い頭の輪廓とその後にかかっている円光のやや薄平たい線とが...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...むしろいわゆる団子の平たいのと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...髪の毛が少ないので髷(まげ)も小さく、血のけのない乾いた皮膚や、平たい胸や、肉のそげたような腰など、ぜんたいが干からびて縮んだようにみえる...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ずっと下の渓流のふちに平たい巌(いわ)を選んで...
吉川英治 「親鸞」
...果物の皮の落ち散っている様な平たい蛙である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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