...軍部は直接これに干与することは却って迫力を失う事となる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...洋服店を経営すると云うこいさんの計画の蔭には板倉が干与していることは明かで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...政治に干与しなければならないと...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会的なものの干与によって初めて与えられることを...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...AとBとはこの相対空間に干与してはBdの方向に速度Bd(=Bc)を以て運動していることになる...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...時間はどのような空間座標に干与しても同一であるということ――絶対的時間――を之は暗黙の間に仮定していることである...
戸坂潤 「科学方法論」
...後者の座標系に干与しては静止していると見做される...
戸坂潤 「科学方法論」
...或いは軍部の政治干与であるとか国家社会主義を提唱するものであるとか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...どれだけ意味があるのか判らないのだが(もし軍人でなくて在郷軍人だから政治に干与すべきだというなら...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...無論こう云っただけでは軍部がこの交渉に干与しているとも云えるしいないとも云えるわけだが...
戸坂潤 「社会時評」
...無論こう云っただけでは軍部がこの交渉に干与していたとも云えるし...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...然るに物理学的に量を決定するのは所謂等質的空間に干与して始めて可能となることである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...捜査一課の秀才の表現から推すと、自殺干与容疑か、自殺幇助容疑……悪くすると、偽装心中などというむずかしいところに落着くらしい形勢だった...
久生十蘭 「肌色の月」
...あなたは自殺干与容疑の段階にいるんですが...
久生十蘭 「肌色の月」
...干与(かんよ)し得べかりし理由はあり得ない...
柳田国男 「海上の道」
...社僧これに干与したにもかかわらず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...少しでも干与しなかったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...外部の或力が時あって之に干与するものの如く...
柳田國男 「夢と文芸」
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