...一八 海は潮が滿ち干するので...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...この辺の人気(じんき)は荒し海苔(のり)を干す一月二十二日 物芽会...
高浜虚子 「六百句」
...山奥のでないと干すと糸のようにほそくなる...
高村光太郎 「山の春」
...それはからだの下半が干すばって舎利(しゃり)になっていた...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...それを手に取って飲み干すことを長くなし得なかったこともあるではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...小麦粉を若干すくい取って...
中里介山 「百姓弥之助の話」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...途に遙に小爆布をのぞむ多度山の櫟がしたに刈る草の秣が瀧はよらで過ぎゆく養老公園落葉せるさくらがもとの青芝に一むら淋し白萩の花養老の瀧白栲の瀧浴衣掛けて干す樹々の櫻は紅葉散るかも瀧の邊の槭(もみぢ)の青葉ぬれ青葉しぶきをいたみ散りにけるかも十七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...髭(ひげ)の尾まで濡(ぬ)らして呑み干す人の中に...
夏目漱石 「幻影の盾」
...着物を干すのに 困ります子供...
野口雨情 「未刊童謡」
...虫干すとてかびくさき反古どもあまた取出しける中に...
樋口一葉 「反古しらべ」
...そして右同氏の書面には「老生事多少たりとも文献報国の微忱(びしん)不禁此度び現代各階級より御高齢の諸名士一百人を厳選仕りその各位より健康長寿に干する御感想を伺いそれを取り纏めて一本として最も近き将来に出版仕度存候」とあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...……」女監守は自分のものを干す物干竿と女囚のとをやかましく別にしていて...
宮本百合子 「刻々」
...大根を干すのにただ縄へ釣るして寒い晩に出しておくと水分が凍って大根へ鬆(す)が立ちますが五...
村井弦斎 「食道楽」
...雨天ならば火気にて遠方より干すべし...
村井弦斎 「食道楽」
...その上にきちんと並べて干す...
山本周五郎 「季節のない街」
...汗になった肌着を干すために...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それをも、ぐっと干すと、さすが頭巾笠のうちの眼もともほんのり桜色に染まった...
吉川英治 「私本太平記」
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