...窓の中には大将旗を掲げた軍艦三笠(みかさ)の模型のまはりにキユラソオの壜だのココアの罐だの干(ほ)し葡萄(ぶだう)の箱だのが並べてある...
芥川龍之介 「あばばばば」
...冷(つめた)くなった珈琲を飲み干すと...
芥川龍之介 「路上」
...併し自然の發達のみが癒し得る若干の弱點は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...この辺の人気(じんき)は荒し海苔(のり)を干す一月二十二日 物芽会...
高浜虚子 「六百句」
...よし若干の事實を根據として出發したものであつても...
武田祐吉 「古事記」
...政府及び地方庁は之に若干の建設補助を与えるが...
戸坂潤 「社会時評」
...そこで、米友に向っても出立の宣告をしておいて、今日明日ということになって、計らずも一大事件が突発して、道庵をして引くに引かれぬ羽目に置き、更に若干、出発のことを延期させねばならないことに立至りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪を採つてそれを眞木割(まきわり)で裂いて干して置く...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...二階の欄干(らんかん)に凭(もた)れて居る娘の背中を刺したこととなるが」「張板はどうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...網干の七平は」「まさか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おばさんは洗濯物を夜干していた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それに干場の面型をかぞえて見ると辛(かろ)うじて十二...
牧野信一 「鬼涙村」
...その他第三版以下で用語上の修正が若干ある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なるほど、この原則が明瞭に適用され得ない状態にある国が、若干ある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...」「花を取って干して物に色を附ける草だよ...
森鴎外 「サフラン」
...おせんは彼女の泥まみれの着物を洗って干し...
山本周五郎 「柳橋物語」
...剣は三尺に足らずといえども物干(ものほ)し竿(ざお)より勝りましょう...
吉川英治 「上杉謙信」
...杯のものだけ一口干(ほ)すと...
吉川英治 「新書太閤記」
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