例文・使い方一覧でみる「幢」の意味

...想ひ見よ、幾千の山法師が、日吉権現の神輿を擁して、大法鼓をならし、大法螺を吹き、大法幢を飜し、咄々として、禁闕にせまれるの時、堂々たる卿相の肝胆屡是が為に寒かりしを...
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...幢戟南伊太利の原野に満ちて... 幢戟南伊太利の原野に満ちての読み方
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...その後（うしろ）にはいつもの女菩薩（にょぼさつ）の幢（はた）が... その後にはいつもの女菩薩の幢がの読み方
芥川龍之介「邪宗門」

...宝幢寺？」かう云つて... 宝幢寺？」かう云つての読み方
芥川龍之介「酒虫」

...宝幢寺にゐる坊主と云ふのは... 宝幢寺にゐる坊主と云ふのはの読み方
芥川龍之介「酒虫」

...仏教の習慣では説法する時は法幢を建てるといって幡を立てて説法する...
高楠順次郎「東洋文化史における仏教の地位」

...幢旛（どうばん）... 幢旛の読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...即ち印度教化した佛教の法幢を樹て... 即ち印度教化した佛教の法幢を樹ての読み方
竹内勝太郎「淡路人形座訪問」

...遣塞曹掾史張政等、因齎詔書・黄幢、拜假難升米、爲檄告喩之... 遣塞曹掾史張政等、因齎詔書・黄幢、拜假難升米、爲檄告喩之の読み方
陳壽「魏志倭人傳」

...因齎二詔書黄幢一拜二假難升米一... 因齎二詔書黄幢一拜二假難升米一の読み方
内藤湖南「卑彌呼考」

...大法幢（だいほうとう）を樹（た）てて王城の鬼門を護（まも）りし昔（むか）しは知らず... 大法幢を樹てて王城の鬼門を護りし昔しは知らずの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...邪見の幢（はた）をくだかん... 邪見の幢をくだかんの読み方
三木清「親鸞」

...幢（はたぼこ）を持った三人の宿禰（すくね）が進んで来た... 幢を持った三人の宿禰が進んで来たの読み方
横光利一「日輪」

...晩年の詠草を周防なる兄照幢より乞ひうけて... 晩年の詠草を周防なる兄照幢より乞ひうけての読み方
與謝野禮嚴「禮嚴法師歌集」

...周防徳山なる子照幢のもとに遊び... 周防徳山なる子照幢のもとに遊びの読み方
與謝野禮嚴「禮嚴法師歌集」

...京に来り、山崎氏を娶りて大圓、照幢、巖、寛、修の五男、靜子の一女を挙げられたり...
與謝野禮嚴「禮嚴法師歌集」

...宝幢院（ほうとういん）の詮舜（せんしゅん）や... 宝幢院の詮舜やの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...幢旛（どうばん）の翻（ひるがえ）るあいだから流れひろがって... 幢旛の翻るあいだから流れひろがっての読み方
吉川英治「新書太閤記」

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