...徒に巾幗の姿を弄ぶ三月雛となり了ンぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼女は実に一箇巾幗(きんくわく)の身を以て...
石川啄木 「閑天地」
...納めも受けむ贈られし素衣巾幗のあなどりも...
土井晩翠 「天地有情」
...巾幗(きんかく)小説家たちの...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...一端の布に包むを覚えけり米(よね)と白菜(しらな)と乾鮭(からさけ)を我世話女房になりきつた巾幗詩人の述懐であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...遂(つい)に巾幗(きんこく)の身をも打ち忘れて...
福田英子 「妾の半生涯」
...愛国(あいこくの)丹心(たんしん)万死(ばんし)軽(かろし)剣華(けんか)弾雨(だんう)亦(また)何(なんぞ)驚(おどろかん)誰(たれか)言(いう)巾幗(きんこく)不成事(ことをなさずと)曾(かつて)記(きす)神功(じんごう)赫々(かくかくの)名(な)五不恤緯(ふじゅっい)会社これより先妾(しょう)は坂崎氏の家にありて...
福田英子 「妾の半生涯」
...女衣巾幗(にょいきんかく)一誰か知ろう真の兵家が大機を逸した胸底のうらみを...
吉川英治 「三国志」
...艶(あで)やかな巾幗(きんかく)と縞衣(こうい)が出てきた...
吉川英治 「三国志」
...巾幗(きんかく)というのは...
吉川英治 「三国志」
...孔明から贈った女衣巾幗(にょいきんかく)の辱(はずかし)めが...
吉川英治 「三国志」
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