...この朝一つの幕舎から他の幕舎へ行く途中...
石川欣一 「比島投降記」
...老中の幕舎に敬礼し...
久生十蘭 「ひどい煙」
...こんなところに流れ寄るやうに落合つて幕舎を張つてゐるのである...
三好達治 「銀座街頭」
...幕舎の傍らから見ていた...
吉川英治 「三国志」
...両虎(りょうこ)競食(きょうしょく)の計(けい)一楊奉(ようほう)の部下が、「徐晃(じょこう)が今、自分の幕舎へ、敵方の者をひき入れて何か密談しています」と、彼の耳へ密告した...
吉川英治 「三国志」
...一行はそこに幕舎を張って...
吉川英治 「三国志」
...野営の幕舎をつらねて動かなかった...
吉川英治 「三国志」
...それぞれの幕舎へ入って横たわった...
吉川英治 「私本太平記」
...いつまでもその幕舎から姿をみせず...
吉川英治 「私本太平記」
...夜に入ると陣の幕舎には酒瓶(さけがめ)が持ちこまれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...司令部とする幕舎(ばくしゃ)を張らせて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...幕舎の幕の間を割って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すでに村口の梁山泊軍の幕舎だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...幕舎の内から宋江が出て来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ついにその日は司令部の幕舎(テント)のうちで横になってしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戦野の幕舎(テント)千旗(き)を払って退却に移ったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...平家方の大将の陣所らしい幕舎(まくや)の隅に...
吉川英治 「源頼朝」
...これほどの幕舎がかくも整然と布置されていることは...
和辻哲郎 「鎖国」
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