...その幕舎を受持っている衛生兵は...
石川欣一 「比島投降記」
...松浦侯の三ツ星(ぼし)の家紋のついた幕舎の床几に...
久生十蘭 「ひどい煙」
...老中の幕舎に敬礼し...
久生十蘭 「ひどい煙」
...木陰木陰に幕舎(ばくしゃ)がある...
吉川英治 「剣の四君子」
...六里の道を迂回して、西涼の夜襲隊が、曹操の中軍めがけて、不意に突喊(とっかん)してみたところ、そこは四方に立ち並ぶ旗や幟(のぼり)ばかりで、幕舎のうちには、一兵もいなかったのである...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍の屯営する幕舎が数十里にわたって...
吉川英治 「三国志」
...部下を幕舎にあつめて...
吉川英治 「私本太平記」
...暗いうちから外の幕舎(ばくしゃ)に出ているという...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐ本陣の幕舎へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして幕舎の外へ出ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...前田利家の幕舎へ立ち寄り...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江の幕舎へ入って来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すでに村口の梁山泊軍の幕舎だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...幕舎のとばりに影を投げている者...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここ中軍の幕舎に集中してきて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ幕舎の片隅に首うなだれて坐っていた呼延灼(こえんしゃく)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこの丘陵の斜面沿いに数知れぬ白い幕舎が数哩に亘って並んでいた...
和辻哲郎 「鎖国」
...これほどの幕舎がかくも整然と布置されていることは...
和辻哲郎 「鎖国」
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