...幕吏之を索(もと)むること急なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...幕吏搜索(さうさく)して樓下に至る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...幕吏(ばくり)に処し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...幕吏(ばくり)彼に対して曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...幕吏必ず吾が説を是(ぜ)とせんと志を立てたれども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ここを以て幕吏といえども甚だ怒罵(どば)すること能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...薩摩藩士前田善安の四男に生れ、九歳にして洋書を讀んだ秀才であり、十四歳のときその兄と共に外國渡航を企てて露見し、幕吏に捕縛され、兄は切腹したが、正名は若年の故と、兄の命乞があつて死を減ぜられたといふのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...幕吏中の「新知識」もそれに災ひされて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...聖堂の試験に応じて及第するや狂歌の名を後進の真顔六樹園(まがおろくじゅえん)にゆづりて幕吏(ばくり)(支配勘定)となり事務に鞅掌(おうしょう)するの傍(かたわら)旧記を閲覧して『孝義録(こうぎろく)』の編纂(へんさん)をなせり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その直前の水藩建白によって下ったといわれる朝廷からの幕吏への示命書には...
服部之総 「尊攘戦略史」
...昔の幕吏そのままの役人が多すぎる――あ...
本庄陸男 「石狩川」
...あれが仕損じて幕吏または書生組に捕えられでもした場合は...
三好十郎 「斬られの仙太」
...頼氏では三樹三郎醇(みきさぶらうじゆん)が前年攘夷を策して幕吏の逮(およ)ぶ所となり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしはいま幕吏の追捕を受けている身の上でございます...
山本周五郎 「新潮記」
...幕吏の手は行く先々に伸び...
吉川英治 「旗岡巡査」
...幕吏の手へ渡ると...
吉川英治 「松のや露八」
...「此奴(こいつ)、とぼけた面(つら)をしているが、幕吏の廻し者か、幕府の誰かに、頼まれたに相違ない...
吉川英治 「松のや露八」
...幕吏かならずわが説を是(ぜ)とせんと志を立てたれども...
吉田松陰 「留魂録」
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