...ばたばたと風になぶられる前幌(まえほろ)を車夫がかけようとしているすきから...
有島武郎 「或る女」
...◎其野口君が札幌で客死したと...
石川啄木 「悲しき思出」
...郷里(くに)から函館へ、函館から札幌へ、札幌から小樽へ、小樽から釧路へ――私はさういふ風に食を需(もと)めて流れ歩いた...
石川啄木 「弓町より」
...札幌の女にかよひ詰めた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...寛は札幌にありて牧塲を遥に祝す...
関寛 「関牧塲創業記事」
...車夫は又幌で包んでしまつてごろ/\と挽く...
高濱虚子 「俳諧師」
...やがて森の蔭から幾臺となく續いた橇の幌が月光を受けつつ滑つて出て來たのを眺めて私は美しいと思つた...
太宰治 「思ひ出」
...幌馬車(ほろばしゃ)に積みこまれ...
太宰治 「逆行」
...半年後に治療費がとどけられた幌別という駅が...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...その狭い途(みち)を何も積んでいない幌附(ほろつ)きの運搬車がやって来るのに出合いました...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...まさか札幌のバチラーさんとは思わなかったので...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...第4図は札幌の今年の例である...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...嫂(あによめ)はまず色の眼につくあでやかな姿を黒い幌(ほろ)の中へ隠した...
夏目漱石 「行人」
...首をこごめるようにして幌の中にはいった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...幌の外に彼は微に感じた...
牧野信一 「F村での春」
...札幌に在勤することとなったからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これは本ものの科学派だと思い暗い幌蔭で自然と微笑が洩れて来た...
横光利一 「旅愁」
...幌(ほろ)の中へことばを投げて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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