...計を帷幄の中にめぐらし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...顔が向いていた方の帷幄なのだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...彼の寝床の帷幄は側へ引き寄せられた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...今度の幽霊はどの帷幄を引き寄せて這入って来るだろうかと...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...二人は帷幄の背後で大層親密にひそひそと話しをしていたが...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...スクルージは両腕に寝台の帷幄の一つを抱えながら叫んだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...又安んぞ其の策源の彼れが帷幄より出でざるなきを知らむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それ/″\頂きに懸けた一對の大眞榊の間を進み門を入つて左右の幄舍につくことすべて昨日賢所大前の儀の通りである...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...但し左の幄舍の前方三分の一ぐらゐの所に在つた自分の位置からは...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...一幄の懸物がかゝつてゐた...
牧野信一 「推賞寸言」
...幄(とばり)を張った所ともいい...
柳田國男 「地名の研究」
...その帷幄(いあく)の士たる藤田彪(東湖)...
山本周五郎 「新潮記」
...また幕府が水戸老公を帷幄(いあく)へ迎えようとする事実を考えると...
山本周五郎 「新潮記」
...帷幄(いあく)としていることだった...
吉川英治 「私本太平記」
...――かねて天皇帷幄(いあく)の秘臣とにらまれていた大納言宣房...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の待つ神社の横の幄舎(あくしゃ)へかくれた...
吉川英治 「私本太平記」
...そこだけは、幄舎形に、屋根や袖部屋の設けもあった...
吉川英治 「平の将門」
...また衆僧・沙弥南門より参入して「東西北幄」に着すとある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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