...これを合図に光子が出て来るのではあるまいかと帷の方を一心に視詰めて居たが...
谷崎潤一郎 「少年」
...窓帷幄に包まって自分ながら呼吸が出来なくなったりして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...壁紙や窓帷(カアテン)も取りかえて...
徳田秋声 「仮装人物」
...そして霧の帷(とばり)の中にはいってゆく太陽を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この浅黄(あさぎ)の帷子の袖無しを一枚素肌にひっかけたままで応対するのであった...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...數珠(じゆず)を首に卷いて經帷子(きやうかたびら)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ラヴィニアかく言いて、家の入口の扉に背を向けていると、或る目に見えぬ手、帷幔を音無く、然(しか)し力烈しく側(かた)えに引く...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...頭上の帷(まく)に大臼にも増した仁王の頭(かしら)が...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...藍色(あいいろ)の勝った湯帷子(ゆかた)の袖(そで)が翻(ひるがえ)る...
森鴎外 「杯」
...正徳四年に成る『山姥帷子記(やまうばかたびらき)』という文に...
柳田国男 「山の人生」
...いわゆる帷幕(いばく)の軍師として隠れない山本勘介なるものの名は見あたらない...
吉川英治 「上杉謙信」
...絶えず帷幕(いばく)に出入りして...
吉川英治 「三国志」
...帷幕に持つ謀士勇将の数も...
吉川英治 「三国志」
...帷幕(いばく)の人々も何となく意気があがらない態だった...
吉川英治 「三国志」
...帷中(いちゅう)の床几(しょうぎ)に移っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...帷幕(いばく)の面々へはなして聞かせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...帷幕(いばく)のかしらだった者...
吉川英治 「新・水滸伝」
...晩飯の後など帷衣(かたびら)一重(ひとえ)になって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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