...経帷子(きょうかたびら)につつまれた骸骨(がいこつ)が飛び出ようとしている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...計を帷幄の中にめぐらし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼女の眠を醒ますまいと息をひそめながら其経帷子を上げて見た...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...帷幕(あげばり)二を立てて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...帷(とばり)をおろし...
田中貢太郎 「豕」
...涼しさうな無地の帷子を着てゐる夫人が愛相よく迎へてくれた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...」雨戸のすき間を緋色(ひいろ)に染めてダマ織りの帷(とばり)をまっかに浮き出さした日の光は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...窓帷で覆はれたまま何も見えない窓が...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...その芝居のために先づ取りそろへてある幾つかの衣裳が帷の蔭の衣桁にかけてある筈なので...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...白いモスリンの帷(とばり)がかかっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...足利時代の書物にも帷子の字を用いている...
柳田國男 「地名の研究」
...各室の監視人は自分達の為に被(おほ)ひの帷(とばり)を徹(てつ)して浮世絵の一一(いち/\)を実は内内(ない/\)迷惑を感じるまで仕細に観せて呉(く)れ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...先帝ノ帷幄(ヰアク)ニカクレ...
吉川英治 「私本太平記」
...だから赤松円心ひとりでなく尊氏帷幕(いばく)の老将たちも...
吉川英治 「私本太平記」
...その帷幕(いばく)の人すべてにとって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...義元の帷幕(いばく)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...奇なるかなこの帷幕(いばく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...鎖帷子(くさりかたびら)に黒羽二重(くろはぶたえ)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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