...帰途につく前にお土産を買ってこよう...
...旅行先の思い出を胸に帰途に着いた...
...帰途の荷物が多いので、タクシーを呼んで帰ります...
...帰途の途中で友達に会って、一緒に食事をした...
...会議が終わったので、帰途につく前に報告書を仕上げた...
...されど同座より帰途...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...飲むと帰途(かへり)が帰途(かへり)だから歩けなくなるかも知れない...
石川啄木 「道」
...――夕方吟行の事で和蕾君を訪ねる、帰途、泰山木の一枝を黙つて頂戴した!泰山木はよいかな、よいかな、よいかな...
種田山頭火 「松山日記」
...夜更けの帰途には今にも何か変ったことが起りそうな気がした...
豊島与志雄 「微笑」
...帰途風月堂にて晩餐をなし家に帰る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その散歩の間、ドロシイは絶えずはしゃいでいたが、その帰途、突然一つの小さな崖(がけ)の上へよじのぼってしまった...
堀辰雄 「恢復期」
...……自動車事故今から七年程前になるが、大学からの帰途、街で拾った円タクで白山上を通過した時、前方から疾走してきた自動車と衝突し、大怪我をした...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一年軍に従ひて金州に渡りしが其帰途病を得て須磨に故郷に思はぬ日を費し半年を経て家に帰り着きし時は秋まさに暮れんとする頃なり...
正岡子規 「小園の記」
...わたしは間もなく建物を出て帰途に着いた...
松本泰 「謎の街」
...十月十三日に帰途に上つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...○関廟よりの帰途ああ面白かった...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...常陸坊海尊が松前からの帰途に...
柳田国男 「雪国の春」
...鼾声(かんせい)雷(らい)の如く酔臥(すいが)して後(のち)行衛を晦(くら)ます正木博士は総長室を出ると無責任にも死傷せる患者を医員連の看護に一任したまま帰途に就いた模様であるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...帰途、シャンゼリゼーのロンパンで休む...
横光利一 「欧洲紀行」
...そして再会の日にはと、なおあらゆる手段と手懸りを各求めあうべく立ち別れたが、その帰途、新七がひとりわが家へ急いでいると、町の入口で、呼びとめる者があった...
吉川英治 「黒田如水」
...私より早馬をもってご帰途の途中に向けて劉表...
吉川英治 「三国志」
...もし入道が熊谷の帰途に...
吉川英治 「親鸞」
...剣山の帰途、お米と自分の姿へ、馬上から諷罵(ふうば)をあびせかけて行った有村の態度には、彼とても、こころよくはなかったから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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