...帰途につく前にお土産を買ってこよう...
...旅行先の思い出を胸に帰途に着いた...
...帰途の荷物が多いので、タクシーを呼んで帰ります...
...帰途の途中で友達に会って、一緒に食事をした...
...会議が終わったので、帰途につく前に報告書を仕上げた...
...帰途晴れ切った冬の夜空に...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...ピエールがある宴会からの帰途に過(あや)まって自動車に轢(ひ)かれて負傷し...
石原純 「キュリー夫人」
...寺詣りの帰途に盗まる祖母が...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...帰途、電車に揺られながら、中山が言った...
梅崎春生 「黄色い日日」
...会議から帰途(きと)についた総領事の自動車が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...一行は終列車で帰途についたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...朝鮮からの帰途、下関に上陸、それから九州を一巡して帰京しましたが、その間三週間ほど留守にした次第です...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...或る晩、私とふたりで、その喫茶店へ行き、コーヒー一ぱい飲んで、やっぱり旗色がわるく、そのまま、すっと帰って、その帰途、兄は、花屋へ寄ってカーネーションと薔薇(ばら)とを組合せた十円ちかくの大きな花束をこしらえさせ、それを抱えて花屋から出て、何だかもじもじしていましたので、私には兄の気持が全部わかり、身を躍らしてその花束をひったくり脱兎(だっと)の如くいま来た道を駈け戻り喫茶店の扉かげに、ついと隠れて、あの子を呼びました...
太宰治 「兄たち」
...午後の汽車で帰途に就く...
種田山頭火 「其中日記」
...秋葉の有馬温泉に遊びし帰途なりき...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰途風雨来らむとす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...玄奘は印度からの帰途を急いだことであろう...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...新之助を見舞に行っての帰途...
火野葦平 「花と龍」
...帰途の自動車の中で...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...また帰途も同じ状態だつたので...
牧野信一 「交遊秘話」
...又帰途に白山の砂場で蕎麦を喫するを例とした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...講演のあった帰途に話し合ったことがある...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...私が荊州へお使いに立ちましょう」「……そして?」「帰途ひそかに江夏へおもむき...
吉川英治 「三国志」
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