...帰途につく前にお土産を買ってこよう...
...旅行先の思い出を胸に帰途に着いた...
...帰途の荷物が多いので、タクシーを呼んで帰ります...
...帰途の途中で友達に会って、一緒に食事をした...
...会議が終わったので、帰途につく前に報告書を仕上げた...
...帰途、電車の中にて、臼井君と一緒になる...
梅崎春生 「Sの背中」
...馬車の馬も車を離れて飛び廻つての帰途...
小穴隆一 「又三郎の学校」
...梅田着の上り列車で同志会総理加藤高明男が南海遊説の帰途(かへりみち)に大阪へ立寄るといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...やがて私は別れを告げて帰途に就きましたが...
橘外男 「仁王門」
...柳(りゅう)という秀才があって試験に落第しての帰途...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「織成」
...学校からの帰途、樹明君が立ち寄る、待つても待つても敬治君は来ない、二人とも少し憤慨して、二三杯やつて別れる...
種田山頭火 「其中日記」
...蜆貝といふものはとても沢山あるものだと思ふ、商買(マヽ)人が二人、金網道具ですくうてゐたが、半日で三斗位の獲物があるさうだ、いづれどこか貝類をめづらしがる地方へ送るのだらう、帰途、かねて見ておいたみぞはぎを持つてかへつて活ける、野の花はうつくしい...
種田山頭火 「其中日記」
...帰途はまた賑やかに田ノ窪駅まで歩いて...
種田山頭火 「松山日記」
...帰途(かえり)に電車の中でも...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...いっしょに夜のうちを帰途についた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...中央線の終電車で帰途についた...
豊島与志雄 「憑きもの」
...清元会の帰途平岡松山の二画伯と赤阪の長谷川に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その帰途、崋山の居を訪れたところ、崋山は、「ちようど御姿が出来ているから」と言って、泉石の像を写した...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...当然帰途は美妙斎におくってもらうつもりで訪(たず)ねると...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...アダが帰途中、一人の男に呼び止められて、姉のジェシ・ハーコートの居所を訊(き)かれた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...帰途には必ず警察へ立ち寄って...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...十二日に往路と同じアメリカ丸に乗つて帰途に就いた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「西山の隠居には、昨年から、兵庫の湊川とやらに、楠公の碑を建てにかかっておるとか聞いたが、もう出来たのかな」「係りの佐々介三郎(さっさすけさぶろう)なる者が、先頃、西山への帰途、小石川のお館(やかた)にも立ち寄って、委細報告して帰りましたが、それによると、はや竣工した由にございまする」「どういう本心かの」「本心とは」「隠居の考えのあるところは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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