...帰途につく前にお土産を買ってこよう...
...旅行先の思い出を胸に帰途に着いた...
...帰途の荷物が多いので、タクシーを呼んで帰ります...
...帰途の途中で友達に会って、一緒に食事をした...
...会議が終わったので、帰途につく前に報告書を仕上げた...
...木母寺の植半にて夜を更して帰途なりしとなり...
饗庭篁村 「良夜」
...帰途、一杯やりたかつたが――甘いものを食べた後なので殊に――八方塞りで、どうにもならなかつた!今日、数日ぶりに新聞を読んで政界の風雲急なるに驚いた、たうとう軍部と政党とが正面衝突して、解散か総辞職かで緊張しが(マヽ)、脆くも広田首相は辞表を捧呈した、まことに日本の現在は『疾風怒濤時代』である...
種田山頭火 「其中日記」
...雲平居は帰途立寄ることにして...
種田山頭火 「道中記」
...ある時分家に遊びに来て帰途(かえりみち)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...また帰途には郷里の親友の由井清と...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...帰途諏訪商店に立寄り浮世絵を見る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰途雷雨...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...帰途丸善にて洋書二三冊を買ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰途また雨...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...正当な帰途につかなければならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...新館への帰途につきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...急いで帰途につくのだつた...
中原中也 「山間秘話」
...その散歩の間、ドロシイは絶えずはしゃいでいたが、その帰途、突然一つの小さな崖(がけ)の上へよじのぼってしまった...
堀辰雄 「恢復期」
...帰途の暗闇に待伏せしたが...
牧野信一 「肉桂樹」
...帰途に廉塾を過(よぎ)つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その裏道を帰途についた...
山本周五郎 「つばくろ」
...手習の帰途、この高札に目をとめた悪童武蔵は、手習筆を以って墨くろぐろと塗りつぶし、宮本弁之助(武蔵の幼名)が挑戦する旨を大書して、僧庵に帰った...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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