...思想界は混沌として帰着するところを知らざるに至ったのである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...性の善悪について立入った穿鑿をしなかったから爾来三千年中国でも諸説紛々いまだに帰着するところがない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...帰着するところは...
夏目漱石 「創作家の態度」
...時空観念が帰着するところの分割部分は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...僕の考へに依ると芸術家の生活といふものは帰着するところ大概ストア流だと思ふが何うでせう? ――フ……!」「…………」「僕なんかは酒でも飲む時でなければ笑ふこともありはしない...
牧野信一 「村のストア派」
...帰着するところなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これこそこの時代の争闘の心が畢竟帰着するところの嘆息であろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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